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米FCC、3.5GHz帯の開放を決定 - 一部を官民共用へ

FCC agrees to open 3.5GHz band

2015.04.20

Updated by WirelessWire News編集部 on April 20, 2015, 11:51 am UTC

米連邦通信委員会(FCC)は現地時間17日、ブロードバンド・プロバイダーやその他の事業者が共有利用できる新たな周波数帯の活用計画を承認。これにより、これまで米国防省(Department of Defence)などに割り当てられていた3.5GHz帯の一部が今後民間事業者にも開放されることになったという。

今回開放が決まった周波数帯は3550MHz〜3700MHzの約150MHz分で、現在は沿岸地域にある海軍のレーダーシステムや軍事基地、一部のローカルISP事業者などが利用しているもの。これらの帯域は、600Mhz〜700Mhz帯域などと比べると電波の到達距離などで劣る反面、大量のデータトラフィックを処理する必要のある都市部などでの利用には適しているという。

3.5GHz帯をめぐっては、グーグルが開放を求めてFCCにロビー活動を続けていたことが今年はじめにWSJで報じられていた。同記事のなかでは、グーグルが同周波数帯を、政府機関向けの第1ティア、地域ごとに専用の帯域を割り当てる一般企業向けの第2ティア、Wi-Fiなどと同様誰でも利用可能な第3ティアの3つを設けることなどを求めているとされていた。

Fierce Wirelssによると、FCCはこの周波数帯を使って「Citizens Broadband Radio Service」という名称のサービスを提供する予定。同サービスでは、周波数帯を三層構造にして互いの干渉を防ぐと同時に、政府が衛星通信やレーダーに引き続き活用する部分、オークションで優先的利用を認める部分、そのほかの共有部分を分ける予定とされている。

WSJではこの周波数帯の共用に関して、「Spectrum Access Systems」というデータベースの運用が必要になるとし、グーグルならびにフェデレイテド・ワイアレス(Federated Wireless)という米企業がその開発に関心を示していると記している。またこのデータベース運用者の選定については、FCCが今後決定することになるという。

【参照情報】
FCC Frees Up Spectrum for Low-Cost Wireless Hubs - WSJ
FCC votes to adopt new 3.5 GHz spectrum sharing plan for 'Innovation Band' - Fierce Wireless
FCC approves 'historic' plan to let broadband providers and military share spectrum - The Verge
FCC to open up valuable airwaves for tech and telecom companies - Reuters
グーグル、3.5GHz帯の開放をFCCに働きかけ – 安価なネット接続サービス実現が狙い(WSJ報道)

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