中国スマートフォン市場、出荷台数が前年割れ(1-3月期、IDC)
The growth of China's smartphone market is finally slowing down
2015.05.12
Updated by WirelessWire News編集部 on May 12, 2015, 12:26 pm JST
The growth of China's smartphone market is finally slowing down
2015.05.12
Updated by WirelessWire News編集部 on May 12, 2015, 12:26 pm JST
米調査会社IDCが現地時間10日、中国スマートフォン市場に関する新たな調査結果を発表したが、同レポートによると2015年1-3月期の出荷台数はあわせて9880万台で前年比4.3%の減少となったという。中国の携帯電話/スマートフォン市場で出荷台数が前年割れするのは過去6年で初めて。
この話題を採り上げたWSJでは、出荷台数の増加が依然として続いているとする他の調査会社の報告もあるとしながら、中国でもすでに携帯電話ユーザーの9割以上がスマートフォンを利用しており、今後は買い換え需要しか望めなくなっている状況があるなどと指摘している。
IDCによると、同期のメーカー別出荷台数シェアは、アップル(Apple)が14.7%で首位で、2位以降はシャオミ(Xiaomi、13.7%)、ファーウェイ(Huawei、11.3%)、サムスン(Samsung、9.7%)、レノボ/モトローラ(Lenovo/Motorola、8.3%) の順になったという。
中国はここ数年、米国を抜いて世界最大のスマートフォン市場となっているが、最近ではとくにハイエンドとローエンドの二極化傾向が鮮明になっており、また今後は中国大手メーカー各社による中〜上位価格帯への進出も一段と活発化するとIDCは指摘。さらに国内市場の成長鈍化を受けて、中国メーカー各社による海外進出の動きもいっそう進むと予想している。
[IDC]
【参照情報】
・China’s Smartphone Market Contracts YoY For the First Time in Six Years - IDC
・China’s Smartphone Market Slows Down - WSJ
・Apple Top In China As Smartphone Market Dips For First Time Since 2009 - TechCrunch
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