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地図と車

ノキアの地図事業、ドイツの自動車メーカー・グループが買収の見通し(WSJ報道)

Who finally to buy Nokia's digital mapping service?

2015.07.22

Updated by WirelessWire News編集部 on July 22, 2015, 09:06 am JST

ノキアが売却を目指している同社の地図事業「HERE」について、同社とドイツの大手自動車メーカーがつくるグループとの交渉がまもなく合意に達する見通しになったという。WSJが情報筋の話として、米国時間21日に報じている。

WSJによれば、BMW、アウディ(Audi)、メルセデスベンツ(Mercedes-Benz)を含むグループは、HERE買収でノキアと原則合意。買収額は25億ユーロ(約27億ドル)程度になる見通し。ノキアと同グループは今後数日中に最終合意に至るとみられている。また買収の正式合意後には、同グループはフィアット・クライスラー(Fiat Chrysler)やルノー(Renault)、PSA・プジョーシトロエン(PSA Peugot Citroën)、フォード(Ford)、トヨタといった他の大手自動車会社メーカーに対してもHEREへの投資を呼びかける考えだという。

HEREの地図データは、自動車のナビゲージョン市場で約80%のシェアを持つほか、サムスン(Samsung)やマイクロソフト(Microsoft)、それにYahoo Maps、Bing Maps、Amazon Maps、Garmin GPS端末といった製品にもライセンス提供されている。WSJによると、HERE事業の2014年の売上は9億7000万ユーロで、そのうち半分以上が自動車業界からの売上だったという。

「HERE」をめぐっては、一時は米ベンチャーのユーバー(Uber)やバイドゥ(Baidu)、テンセント(Tencent)、複数のプライベートエクイティ会社などが獲得に関心を示していたことが伝えられていた。ただし、最近ではこれらの企業が関心を失い、独自動車メーカー・グループへの売却の可能性が濃厚になっていた。

「HERE」はもともとノキアが2008年に81億ドルで買収したナブテック(Navteq)の技術・サービスに由来するもの。ノキアが今年4月にアルカテル・ルーセント(Alcatel-Lucent)との合併計画を発表したことから、同事業の売却が有力視されるようになっていた。

地図データ分野では現在、HEREのほか、蘭トムトム(TomTom)、グーグル(Google)などがサービスを展開している。同分野は自動運転車の実用化に向けて今後さらに重要性が増すとみられており、HEREの幹部はWSJに対して「交通状況をリアルタイムで表示できる3DのHDマップを開発していく」などとコメントしていた。

【参照情報】
Audi, BMW and Daimler Near Deal to Buy Nokia Mapping Service - WSJ
Nokia's Here Maps will likely be sold to Audi, BMW, and Mercedes - The Verge
Audi, BMW, and Daimler will buy Nokia Here - Ars Technica

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