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クアルコム、従業員15%削減を発表 - 事業分割も検討

Qualcomm cutting 15 percent of workforce

2015.07.23

Updated by WirelessWire News編集部 on July 23, 2015, 13:18 pm UTC

米大手チップメーカーのクアルコム(Qualcomm)は現地時間22日、2015年4〜6月期決算を発表。売上・利益の大幅減少を受け、人員の15%削減を含む大規模な組織再編を実施する考えを明らかにしたという。

クアルコムの同期の業績は、売上が前年同期比14%減の58億ドル、利益は同47%減の12億ドル(1株あたり73セント)。

クアルコムは今年4月、コスト構造を見直す考えを株主に示していたが、今回の発表では、全従業員の15%にあたる4500人から5000人の人員削減を含め、合計で14億ドル程度の経費削減を行う考えを明らかにした。またチップの開発・生産事業と特許のライセンス事業とを切り離すなど、組織の見直しを進める考えも明らかにした。

クアルコムはスマートフォンの普及を追い風にここ数年好調を維持してきたが、最近では台湾のメディアテック(MediaTek)や中国スプレッドトラム(Spreadtrum)といったアジア勢との競合が激化しており、また大口顧客のサムスン(Samsung)が上位機種に自社製プロセッサを採用する動きを見せていることなども伝えられていた。

さらに、中国の規制当局が独禁法違反の疑いでクアルコムの調査を進めていた件では、今年2月に同社に対して9億7500万ドルの罰金支払いが命じられていた。いっぽう欧州では先週、やはり独禁法違反の疑いで欧州委員会が同社の調査を開始していた。

そうしたなか、今年4月には株主であるジャナ・パートナーズ(Jana Partners)というヘッジファンドから同社に対して、事業分割やコスト削減、自社株買い戻しの前倒し、新たな社外取締役の選任などを含む要求が出されていた。

【参照情報】
Qualcomm to Cut 15% of Workforce - WSJ
Qualcomm Reports Lower Earnings and Says It Will Cut Jobs - NYTimes
Qualcomm outlines restructuring plans amid mixed Q3 earnings report - ZDNet

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