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MNP転入時の不通期間解消へ、フリービットが新機能を提供

Avoid down time; transferring with no interruptions

2015.08.06

Updated by Naohisa Iwamoto on August 6, 2015, 17:51 pm JST

フリービットは2015年8月6日、MNP(携帯電話番号ポータビリティ)を利用した転入者に対して、回線の不通期間を解消する新機能を発表した。「MNPリモートアクティベーション機能」と呼び、MNP転入作業を任意のタイミングで行えるようにするもの。

いわゆる「格安SIM」などを利用するためにMNPで転入手続きをすると、手続きをした時点でそれまで利用してきたキャリアのSIMカードが使用不能になる。ショップで転入手続き後にすぐ新しいSIMカードが手に入る大手キャリア端末の場合は問題がないが、オンラインで申し込むなどしてSIMカードが後日手元に届く格安SIMへのMNPの場合は数日の不通期間ができてしまっていた。この不通期間を解消できるのが、フリービットが提供する新機能。MNPを実行する場合に、新しいSIMカードが届いてから任意のタイミングでMNP転入作業を完了させられるようになり、不通期間が生じずに済む。NTTドコモが提供する追加機能に対応することで可能になった。

フリービットは、同社がMVNE(Mobile Virtual Network Enabler)事業者としてMVNO各社に提供する「freebit MVNO Pack」の導入企業に提供する。具体的には、カルチュア・コンビニエンス・クラブとフリービットの合弁会社であるトーンモバイル、U-NEXT、ベネフィットジャパンなどのMVNOで、新機能が利用できるようになる。サービス提供は8月19日以降としており、MVNOにより提供開始時期が異なる。

【報道発表資料】
フリービット、MVNO支援パッケージサービス「freebit MVNO Pack」においてMNP転入時の不通期間を解消する新機能 “MNPリモートアクティベーション機能”を発表

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。