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クリーンエネルギー

ビル・ゲイツ氏ら、数十億ドル規模のクリーンエネルギーファンド設立を発表へ

2015.11.30

Updated by WirelessWire News編集部 on November 30, 2015, 13:24 pm JST

マイクロソフト(Microsoft)共同創業者のビル・ゲイツ(Bill Gates)氏が中心となって、クリーンエネルギー技術の研究開発を目的とした投資ファンドの設立を発表するという。NYTimesやBloombergなど複数の媒体が報じている。

Bloombergによれば、「Breakthrough Energy Coalition」とよばれるこのファンドには、ゲイツ氏のほか、フェイスブックCEOのマーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)氏とプリシラ・チャン(Priscilla Chan)夫人、バージン・グループ(Virgin Group)創業者のリチャード・ブランソン(Richard Branson)氏、アマゾン(Amazon)CEOのジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)氏、セールスフォース(Salesforce.com)創業者兼CEOのマーク・ベニオフ(Marc Benioff)氏、アリババ(Alibaba Group)会長のジャック・マー(Jack Ma)氏、ヒューレット・パッカード(Hewlett Packard)CEOのメグ・ホイットマン(Meg Whitman)氏、ナイジェリア人実業家のアリコ・ダンゴーテ(Aliko Dangote)氏、それに大物投資家のジョージ・ソロス(George Soros)氏など、少なくとも27人の投資家が資金を提供予定。同ファンドでは、米国、中国、インド、サウジアラビア、チリなど19の国と協力しながら、今後5年でクリーンエネルギー関連の研究開発費を倍増させたい考えだとう。

この計画は、欧州時間30日からパリで始まる国連の気候変動会議(COP21)の開催に合わせて発表されるもの。同会議には、米オバマ大統領や中国の習近平主席など、世界各国から140人以上の指導者が参加する予定となっており、各国が化石燃料の消費縮小のために何らかの実効性のある約束を交わすことが期待されているという。

なお、ゲイツ氏はこれまでにも多数の新エネルギー関連技術に投資を行っており、今年7月には、今後5年で10億ドルの個人資産をクリーンエネルギー関連研究に充て、各国政府にも関連予算の拡大を求めていくことを自らのブログで明らかにしていた。

この話題を報じたNYTimesでは、ゲイツ氏がこの件に関連して、今年9月にインドのモディ首相とニューヨークで会談していたことや、6月にはオーランド仏大統領との会談のなかでクリーンエネルギー関連の研究開発を促す政策を講じるよう要望していたなどとしている。

【参照情報】
Gates to Announce Multibillion Dollar Clean-Energy Fund - Bloomberg
Bill Gates Expected to Create Billion-Dollar Fund for Clean Energy - NYTimes
Bill Gates will invest as much as $2 billion in new clean energy partnership with US and India - The Verge

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