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世界人口の95%が携帯通信ネットワーク利用圏内に(ITUレポート)

2015.12.01

Updated by WirelessWire News編集部 on December 1, 2015, 11:41 am JST

国際電気通信連合(International Telecommunication Union、ITU)は米国時間30日、世界各国の通信環境に関する最新の調査レポートを発表した。同レポートによれば、世界のインターネット利用者数は今年32億人まで拡大し、 携帯通信ネットワークが利用可能なエリアに居住している人口は、世界全体の95%に達しているという。

ITUによると、モバイルブロードバンドの普及率は前年の37.2%から今年は47.2%に増加するいっぽう、固定線インターネットの普及率は今年が46.4%で前年の43.9%から若干の増加にとどまる見込みという。また、モバイルブロードバンドの料金は世界的に下落傾向にあり、国民1人当たりの所得(GNI per capita)に対する割合は2008年の29%から今年は14%まで低下したという。

なお、携帯電話自体の普及率は96%で、過去10年で5倍に拡大。また2G以降のネットワークが利用可能なエリアに居住する人口は95%となったという。

このほか、ITUでは世界各国のブロードバンド環境を格付けした「ICT Development Index」も発表。同ランキングで首位につけたのは韓国、2位がデンマークで、3位アイスランド、4位英国の順で続き、日本は9位、米国は15位にそれぞれランクインしている。

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【参照情報】
ITU: Mobile Broadband Growing Rapidly, Getting Cheaper - Wireless Week
ITU: 95% of World Covered By Mobile Broadband - Multichannel
ITU: 3.2B People Now Online Globally, Mobile Broadband Overtakes Home Internet Use - TechCrunch

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