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ベライゾン、携帯通信部門トップを新COOに任命 - 事実上の次期CEO候補に

2010.09.21

Updated by WirelessWire News編集部 on September 21, 2010, 09:30 am UTC

米国第2位の電話会社、ベライゾン・コミュニケーションズ(Verizon Communications:以下、ベライゾン)は現地時間21日、同社の携帯通信部門ベライゾン・ワイアレス(Verizon Wireless)を率いるローウェル・マクアダム(Lowell McAdam) 氏が10月1日よりベライゾンの社長兼COO(Chief Operating Officer:最高業務責任者)に就任すると発表した。

ベライゾンの現CEOであるイヴァン・サイデンバーグ(Ivan Seidenberg)氏は来年12月に65歳を迎る。同社ではトップの引退の年齢は定められていないが、歴代のCEOは65歳を期に引退した例が多い。そのためマクアダム氏は、サイデンバーグ氏の引退後、その後継者としてCEOに就任すると見られる。ベライゾンは声明のなかで、マクアダム氏のCOO就任について「サイデンバーグ氏の引退にともなう引き継ぎプロセスの重要な一歩」とコメントしている。

マクアダム氏が現在CEOをつとめるベライゾン・ワイアレスは、ベライゾンと英ボーダフォン(Vodafone)とのジョイント・ベンチャーで、ベライゾンが55%、ボーダフォンが45%の株式を保有する。マクアダム氏の元で、同社は米最大手の携帯通信事業者に成長し、固定電話サービスの契約者が減少する親会社のベライゾンに成長をもたらした。

ベライゾン・ワイアレスの株式所有形態は、ボーダフォンとの間の懸案事項となっている。ベライゾン・ワイアレスが2005年以来株主への配当を実施していないこともあり、ボーダフォンの株主からはベライゾン・ワイアレス株式の売却を求める声があがっている。サイデンバーグ氏の引退までにこの問題の決着がつかない場合は、ボーダフォンの所有する株式の買い取りや、ベライゾンとボーダフォンとの合併などを含めた選択肢の中からマクアダム氏が決断することになる可能性が高い。

なお、ベライゾン・ワイアレスのCEOには同社現COOのダニエル・ミード(Daniel Mead)氏が、またCOOにはマーケティング責任者のジョン・ストラットン(John Stratton)氏が就任する。いっぽうベライゾンのCFOには、フランシス・シャモ(Francis Shammo)氏が就任する。

【参照情報】
Verizon names new COO, likely CEO successor - Reuters
Verizon Names Wireless Head Lowell McAdam President, COO - Bloomberg

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