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ユーバー包囲網 - アジアの3大配車サービスと米リフトが提携

2015.12.04

Updated by WirelessWire News編集部 on December 4, 2015, 10:56 am JST

中国のディディ・クゥァイディ(Didi Kuaidi;以下、ディディ)、インドのオラ(Ola)、東南アジア各国でサービスを展開するマレーシアのグラブタクシ(GrabTaxi)と米のリフト(Lyft)の4社が提携を米国時間3日に発表。来年にもそれぞれが新たなアプリを投入し、自社の営業地域外でもユーザーにサービスを提供できるようにしていくという。

スマートフォン・アプリを使った配車サービスの分野では、米最大手のユーバー(Uber)が現在、中国をはじめとするアジア各国への進出を積極的に進めている。ユーバーのトラヴィス・カラニック(Travis Kalanick)CEOは10月に、中国市場での同社サービスの利用回数が米国とほぼ同水準に達していると語っていた。今回発表された4社の提携は、ユーバーの攻勢に対抗する各社の「ユーザー囲い込み」とみられると同時に、同分野での競争が莫大な資金を必要とするようになったことから、ソフトバンクならびにアリババ(Alibaba)が主要な株主である4社が経営資源の効率的な活用に向けて手を組んだとの側面もある。

なお、同日にはユーバーが625億ドルの評価額で新たに21億ドルの資金調達を実施したこと進めているとする報道も流れていた。

各社の推定評価額は次の通り(ユーバーは最新資金調達前の金額)。
2015-12-04_10.24.19
[QUARTZ]

各地域におけるユーバーとその他各社の市場シェア(ユーザーカバレッジ)は次の通り。
2015-12-04_ 10.23.42
[QUARTZ]

中国では今年はじめに、ユーバーの市場参入に対抗する形で、ディディとクゥァイディの大手2社が合併。また3月には楽天がリフトへの出資を実施。さらに9月にはディディがリフトに1億ドルを出資すると同時に、自社サービスのユーザーが米国でリフトのサービスを利用可能にする相互乗り入れの計画も発表。11月にはオラがディディやソフトバンク・テレコムなどから5億ドルの資金調達を実施していた。

【参照情報】
The new global anti-Uber alliance: Ola, Lyft, Didi Kuaidi and GrabTaxi agree to ride together - QUARTZ
Four Uber Rivals Are Now in International Alliance - WSJ
Didi, Lyft Entering Four-Way Alliance to Take on Uber for Rides - Bloomberg
Lyft Joins With Asian Rivals to Compete With Uber - NYTimes
Softbank, Alibaba form global alliance to take on Uber - Business Standard

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