original image: © Sergey Nivens - Fotolia.com
スマートフォン市場の成長率、今年は1桁台に低下へ(調査会社IDC予測)
2015.12.07
Updated by WirelessWire News編集部 on December 7, 2015, 10:40 am JST
original image: © Sergey Nivens - Fotolia.com
2015.12.07
Updated by WirelessWire News編集部 on December 7, 2015, 10:40 am JST
米調査会社IDCは現地時間3日、世界のスマートフォン市場に関する最新の予測を発表、そのなかで2015年の同市場の成長率が初めて一桁台に低下する見通しであることを明らかにしている。
IDCによれば、2015年のスマートフォン販売台数は合計約14億3000万台に、市場成長率は前年比9.8%増になる見通し。またOS別の出荷台数の増減は、Androidが9.5%増、iOSが17.3%増、Windows Phoneが10.2%減となる見込みで、2015年の出荷台数ベースの市場シェアについては、Androidが81.2%、iOSが15/8%、Windows Phoneが2.2%になると予想されている。
IDCはスマートフォン市場の成長鈍化について、中国市場での新規需要が一巡したことを主な理由に挙げている。また、ラテンアメリカや西ヨーロッパ、アジア(日本を除く)での市場成長率の低下も挙げられている。いっぽう、中東やアフリカでは、出荷台数成長率がおよそ50%近い数字となり、成長市場とされているインドやインドネシアよりもさらに高くなる見込みという。
この話題に触れたWiredでは、スマートフォン市場全体の成長が鈍化するなかで、高価格帯のスマートフォンのなかでもっとも人気が高く、買い替え需要に中心がシフトした中国市場で人気の高いアップルにはさらなる成長の余地があるなどと指摘している。
【参照情報】
・Worldwide Smartphone Market Will See the First Single-Digit Growth Year on Record, According to IDC - IDC
・IDC expects Apple's iPhone to handily outpace a slowing global smartphone market in 2015 - Apple Insider
・Smartphone Growth Is Slowing. That’s Great News for Apple - WIRED
おすすめ記事と編集部のお知らせをお送りします。(毎週月曜日配信)
登録はこちら