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ドローンメーカー大手のDJIが米国時間1日、同社のハイエンドドローン「Phantom」シリーズの最新機種となる「Phantom 4」を発表。飛行速度の向上や連続飛行時間の延長といった改良に加え、障害物を回避するセンサーなども新たに追加されたという。

Re/codeなどによると、Phantom 4の特徴は「Obstacle Sensing System」と呼ばれる障害物の感知システムで、機体前側に搭載した2つのセンサーをつかって進行方向の先にある障害物を発見し、迅速に回避することが可能。また指定したターゲットの動きを追いかける「アクティブトラッカー(Active Tracker)」という機能や、「タッチ&ゴー(Touch-and-Go)」などの操作を加える新たな専用アプリも追加されているという。さらに飛行速度は最高で秒速20メートル(時速約72km)に、連続飛行時間は28分にそれぞれ向上している(前機種「Phantom 3」では秒速16メートル/連続飛行時間23分だった)。

「Phantom 4」の価格は1399ドルで、発売日はアジア地域が3月15日、その他の地域は3月23日で、同社ウェブサイトおよびApple.comではすでに予約を受付けている。なお、DJIは同社のドローン製品の販売についてアップル(Apple)と提携したことも明らかにしており、今後アップルストアの実店舗やオンラインストアで取り扱うドローンはDJI製品だけになるという。

DJIは世界のコンシューマ向けドローン市場で推定70%のシェアを抑え、昨年5月に実施した資金調達の際には評価額が100億ドルに達していた。また自社のドローン製品を中心とするプラットフォームづくりにも力を入れており、米VC大手のアクセル・パートナーズ(Accel Partners )と組んでそのための投資ファンドを設立したことも伝えられていた。さらに今年初めのCES 2016では、米自動車メーカー大手のフォード(Ford)との提携も発表していた。

【参照情報】
DJI’s New Phantom 4 Drone Is Smarter, More Expensive and Available From Apple - Re/code
DJI introduces Phantom 4 drone, available through Apple stores - ZDNet
DJI's revolutionary Phantom 4 drone can dodge obstacles and track humans - The Verge

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