KDDIの船舶型基地局、商用電波による訓練実施で「実用化」へ

2016.04.01

Updated by Naohisa Iwamoto on 4月 1, 2016, 06:37 am JST

KDDIは2016年3月31日、商用の携帯電話の電波を使った船舶型基地局の訓練を実施することをアナウンスした。実際の災害を想定した訓練が可能となり、実用化の段階に入る。

KDDIは、災害時の携帯電話エリアの復旧を目的として、海上から陸へと携帯電話のエリアを構築する船舶型基地局の実用化に向けた実証実験を行ってきた。これまでに、海上保安庁や関係機関の協力の基で、外洋における携帯電話基地局の船上開設、小型LTE電話基地局の船上開設の実証実験を実施し、成功している。

2016年3月11日の関連法令の改正を受けて、商用の携帯電話の電波を使った船舶型基地局の訓練を2016年度以降に実施していく。これまでの陸上における車載型基地局の訓練と併せて、海側からもエリア復旧を可能にすることで、災害時の早期エリア復旧につなげたい考えだ。

【報道発表資料】
自然災害時等における船舶型基地局の実用化について

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。