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米ヤフーの中核事業売却、いよいよ入札開始へ - ベライゾン、グーグルなどが参加の見通し

2016.04.08

Updated by WirelessWire News編集部 on April 8, 2016, 11:59 am UTC

米ヤフー(Yahoo;以下、ヤフー)が進める中核事業の売却計画に関し、ベライゾン・コミュニケーション(Verizon Communication:以下、ベライゾン)やグーグル(Google)、複数のプライベート・エクイティ・ファンドなどが入札に参加する見通しとする情報筋の話が米国時間7日にBloombergで報じられた。またこの事業売却をめぐって、米ヤフーが保有するヤフージャパン株式の行方に改めて注目が集まっているようだ。

ヤフーは11日に第1ラウンドの入札を開始する予定だが、Bloombergによると、現時点でベライゾンがこの入札に参加の意向を固めているほか、グーグル、タイム(Time)、それにベイン・キャピタル(Bain Capital)やTPG(Capital)を含むいくつかのPEファンドも参加を検討しているという。いっぽう過去に名前の挙がっていたAT&Tやコムキャスト(Comcast)はいずれも入札に参加しない見通しとされ、さらに2008年にヤフーに敵対的買収を仕掛けたことがあるマイクロソフト(Microsoft)も今回は参加を見送ることにしたとされている。

またヤフージャパンの筆頭株主であるソフトバンクは、ヤフーの事業買収自体にはあまり関心を示していないとされている。ソフトバンクの関心事は、ヤフージャパンからヤフーに支払われているライセンス料等の引き下げにあり、同社とヤフーとの間ではこの件をめぐる活発な交渉が進められているという。ヤフージャパンは売上の3%にあたる金額をヤフーに支払う契約で、Re/codeによるとその金額は年間2億4000万ドルに上る。ソフトバンクではヤフーの事業売却が決定する前にこのライセンス料引き下げを実現したい考えだという。

Bloombergによると、ヤフーは自社の中核事業に加え、同社が保有するヤフージャパンの株式35.5%も売却したい考え。ただし、ヤフージャパンの株式持ち分には約85億ドルの価値があるとされることから、ヤフーがヤフージャパンの株式持ち分売却を入札の条件に含めた場合は、事業・資産買収に必要とされる資金に大きな差が生じてしまう可能性がある。

Re/codeによると、ヤフーが保有するアリババ株式の評価額は約300億ドルで、これとヤフージャパン持ち株分を合わせると、ヤフーの現時点の時価総額約345億ドルを上回る計算になる。

動画配信や広告事業の拡大に力を入れるベライゾンは、検索やメール、ニュースといったヤフーの中核事業に加え、ヤフージャパン株式の取得にも前向きとされている。また買収に成功した場合には、マリッサ・メイヤー(Marissa Mayer)CEOを解任し、代わりに傘下のAOLからティム・アームストロング(Tim Armstrong)CEOらをヤフーに送り込む見通しとされている。いっぽう、ベライゾンがヤフージャパン株式を取得した場合、ベライゾンはこの株式を自社の株主に提供する、もしくは売却する可能性もあるという。

【参照情報】
Verizon to Proceed With Yahoo Bid, Google Weighs Offer - Bloomberg
Verizon plans bid for Yahoo and its Yahoo Japan stake: Bloomberg - Reuters
SoftBank Is More Interested in Ending $240 Million Annual Fees to Yahoo Than in Buying It - Re/code

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