original image: Maurizio Pesce(CC BY)
中国メーカー2社が新たにトップ5入り - 2016年第1四半期の世界スマートフォン市場(IDC調査)
2016.04.28
Updated by WirelessWire News編集部 on April 28, 2016, 11:58 am JST
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2016.04.28
Updated by WirelessWire News編集部 on April 28, 2016, 11:58 am JST
調査会社IDCが米国時間27日、2016年1〜3月期の世界のスマートフォン市場に関するレポートをリリースしたが、これによると同期には首位のサムスン(Samsung)が2位アップル(Apple)との差を広げたほか、4位と5位には中国メーカーのオッポ(Oppo)、ヴィーヴォ(Vivo)がランクインし、レノボ(Lenovo)やシャオミ(Xiaomi)は圏外に後退したという。
IDCによると、同期のスマートフォン出荷台数は3億3490万台で、前年同期の3億3430万台から0.2%の増加。0.2%という増加率は過去最少の伸び幅。同期に首位を維持したサムスンの出荷台数は8190万台で前年同期の8240万台から0.6%減少、市場シェアは前年同期比0.1%減の24.5%。また2位アップルも出荷台数が5120万台で前年同期の6120万台から16.3%減少し、シェアは3%減の15.3%となった。
いっぽう、3〜5位にはファーウェイ(Huawei)、(OPPO)、ヴィーヴォ(Vivo)の中国勢3社がランクインし、レノボやシャオミは6位以下に後退。ファーウェイ(Huawei)の出荷台数は2750万台(前年同期比58.4%)でシェアは8.2%(同3%増)、オッポの出荷台数は1850万台(同153.2%)でシェアは5.5%(同3.3%増)、またヴィーヴォの出荷台数は1430万台(同123.8%増)でシェアは4.3%(同2.4%増)となったという。
IDCは、サムスンのシェア減少が0.1%に留まったことについて、3月に発売された最上位機種「Galaxy S7」「Galaxy S7 Edge」が売行好調なほか、低価格帯のスマートフォンの販売も順調としている。またオッポとヴィーヴォのトップ5入りについては、中国市場での端末の平均販売価格が2013年の207ドルから2015年には257ドルまで上昇していることに言及し、250ドル前後の価格帯を主戦場にする両メーカーが成長した可能性があると説明している。
【参照情報】
・Worldwide Smartphone Growth Goes Flat in the First Quarter as Chinese Vendors Churn the Top 5 Vendor List, According to IDC - IDC
・IDC: Smartphone shipments flat for the first time; Samsung widens lead over Apple in Q1 2016 - VentureBeat
・Lenovo and Xiaomi no longer among top 5 smartphone makers - The Verge
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