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2016年の世界スマートフォン出荷台数、約3%の伸びに(IDC予測)
2016.06.03
Updated by WirelessWire News編集部 on June 3, 2016, 11:34 am JST
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2016.06.03
Updated by WirelessWire News編集部 on June 3, 2016, 11:34 am JST
米調査会社IDCから今年の世界のスマートフォン市場に関するの新たなレポートが現地時間1日に発表されたが、このレポートによると今年の出荷台数は世界全体で前年比約3%の増加にとどまり、日本やカナダでは前年割れとなりそうな見通し。さらに2007年の発売以来増加を続けてきたアップル(Apple)「iPhone」の販売台数も初めて減少に転じそうだという。
IDCは3月に、2016年のスマートフォン出荷台数が前年比5.7%増の15億台になるとする予想を明らかにしていたが、今回のレポートではこの数字を3.1%増の14億8000万台に下方修正している。同社によると世界全体のスマートフォン出荷台数は2014年に27.8%増、2015年に10.5%増と成長を続けてきていたという。なお2020年の出荷台数は18億4000万台になると予想されている。
地域別の増減については、日本が前年比6.4%減、またカナダも同6.9%減と一部の成熟市場で減少に転じるのに加え、中国、米国、西欧の各市場も一桁台の伸びと予想されている
iPhoneの出荷台数は、今年は前年比2%減の2億2700万台になると予想されているが、機種変更プログラムや「iPhone SE」投入の効果により、2017年には再び増加に転じると予想されている。いっぽう、Android出荷台数については、2016年が前年比6.2%増の12億4000万台で、2020年には15億7000万台まで増加する見通しとされている。
【参照情報】
・Worldwide Smartphone Growth Forecast to Slow to 3.1% in 2016 as Focus Shifts to Device Lifecycles, According to IDC - IDC
・IDC Cuts 2016 Outlook for Global Smartphone Shipments - WSJ
・IDC expects ‘substantial slowdown’ in phone shipment growth this year - SlashGear
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