シニアも4割弱がスマホ所有、格安SIM利用も7%ーーMMD研究所

2016.06.22

Updated by Naohisa Iwamoto on 6月 22, 2016, 06:42 am JST

MMD研究所は2016年6月21日、「シニアのスマートフォン、タブレットの所有に関する調査」の結果を公表した。シニアのスマートフォン所有率は38.5%に上るという。

調査は60歳から79歳の男女を対象にして6月3日から6日にかけて行い、4398人から有効回答を得た。「普段利用している携帯電話」について尋ねたところ、「スマートフォン」が35.9%、「シニア向けスマートフォン」が2.6%で、合計で38.5%のシニアがスマートフォンを利用していた。一方、「フィーチャーフォン」は50.7%、「シニア向けフィーチャーフォン」は4.7%で、合計55.4%のシニアがフィーチャーフォンを利用していた。2015年6月の調査では、スマートフォンの合計は27.8%、フィーチャーフォンの合計は64.2%であり、1年でスマートフォンへ約1割がシフトしていると読み取れる。

▼シニアのスマートフォン利用は1年前よりも10ポイント増加(MMD研究所のニュースリリースより)20160621_mmd001

スマートフォンまたはフィーチャーフォンを所有しているシニアに、次に買い換えるときの端末の種類を尋ねた。スマートフォンユーザーは87.6%が次もスマートフォンを購入すると回答した。一方、フィーチャーフォンユーザーはフィーチャーフォンへの買い替えを考えているのは57.3%にとどまり、20.5%にスマートフォンへの買い替えの意向があることがわかった。

シニアにタブレットの所有を尋ねた設問では、回答者全体の29.6%がタブレットを所有しているという結果が得られた。スマートフォンユーザーはタブレット所有率も高く、42.8%に上る。一方フィーチャーフォンユーザーは22.5%、携帯電話を持っていない人は11.9%とタブレット所有率も下がる傾向にあった。

格安SIMについて認知度および利用率を調べたところ、「現在利用している」という回答が全体の7.2%を占めた。MMD研究所が3月に公表した格安SIMの利用実態調査(関連記事:格安SIM利用率は1割超、音声通話プランが半数近くに--MMD研究所)では、対象とした15歳から69歳の回答者の中で格安SIMサービスの利用は11.5%だった。この数字と今回の結果を比較すると、フィーチャーフォン利用者が半数を占めるシニアへも格安SIMの利用がかなり浸透していることがわかる。一方で、シニアの回答者だけに、格安SIMを「全く知らない」(17.0%)、「格安SIMという言葉は聞いたことがあるが、サービス名称・内容はよく知らない」(37.7%)といった声も多く、シニアに対する認知度の向上が今後も引き続き求められると言えそうだ。

【報道発表資料】
シニアのスマートフォン所有率は38.5%、2015年より10.7ポイント増

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。