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グーグルのディープマインド、失明をもたらす病気の早期発見プロジェクトを発表

2016.07.06

Updated by WirelessWire News編集部 on July 6, 2016, 14:05 pm JST

囲碁AI「AlphaGo」を開発したことでも知られるグーグル(Google)傘下の英ディープマインド(DeepMind)が先ごろ、マシンラーニング技術を活用して失明をもたらす目の病気の兆候を発見する新たな研究プロジェクトに取り組むことを発表した。

ディープマインドによれば、同社はこのプロジェクトで英国の国民保健サービス(National Health Service、NHS)と協力しながら、100万枚以上の目のスキャン画像を分析し、人間が見落とす可能性のある目の病気の兆候を発見するアルゴリズムを開発するという。同社では、とくに滲出型加齢黄斑変性(wet age-related macular degeneration)および糖尿病網膜症(diabetic retinopathy)の2つの疾患の早期発見を目指しているという。

ディープマインド創業者のムスタファ・スレイマン(Mustafa Suleyman)氏は今回のプロジェクトについて、「糖尿病を患っている人は通常の人より25倍失明する可能性が高い」としながら、「もし、われわれがこの兆候をできるだけ早く発見できれば、深刻な視力障害の98%を防ぐことができる可能性がある」とコメントしているという。

ディープマインドは、今年2月にNHSと医療関連アプリの開発などに関する契約を結んだことを発表していたが、この契約で同社がが膨大な患者データを入手できる立場になったことがその後明らかになり、一部で波紋を呼んでいた。同社は今回のプロジェクトに関し、目のスキャン画像の分析はデータを匿名化した上で行うと説明しているという。

【参照情報】
Google DeepMind pairs with NHS to use machine learning to fight blindness - The Guardian
Google's DeepMind to peek at NHS eye scans for disease analysis - BBC
Google DeepMind will use machine learning to spot eye diseases early - The Verge

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