アップルのひとり負けが鮮明に - 2016年第2四半期の世界スマートフォン市場(IDC調査)
2016.07.29
Updated by WirelessWire News編集部 on July 29, 2016, 13:40 pm JST
2016.07.29
Updated by WirelessWire News編集部 on July 29, 2016, 13:40 pm JST
調査会社IDCが米国時間28日、2016年4〜6月期の世界スマートフォン市場に関するレポートをリリースしたが、それによると同期には首位のサムスン(Samsung)が2位アップル(Apple)との差を広げ、またファーウェイ(Huawei)、オッポ(Oppo)、ヴィーヴォ(Vivo)といった中国メーカー各社もそれぞれシェアを伸ばしたという。
IDCによれば、同期のスマートフォン出荷台数はあわせて3億4330万台で、前年同期の3億4240万台から0.3%の増加。伸び幅は1〜3月期の0.2%に続いて微増にとどまったという。
前期に続いて首位となったサムスンの出荷台数は前年同期比5.5%増の7700万台で、出荷台数シェアは前年比1.1%増の22.4%。それに対して、2位のアップルは出荷台数が前年同期比15%減の4040万台、シェアは2.1%減の11.8%となったという。
また3〜5位には前四半期と同じくファーウェイ、オッポ、ヴィーヴォの中国勢3社がランクイン。ファーウェイ(Huawei)の出荷台数は3210万台(前年比8.4%)でシェアは9.4%(同0.8%増)、オッポの出荷台数は2260万台(同136.6%)でシェアは6.6%(同3.8%増)、ヴィーヴォの出荷台数は1640万台(同80.2%増)でシェアは4.8%(同2.1%増)となった。また、6位以下のその他は出荷台数が1億5480万台(同10.8%減)、シェアは45.1%(同5.6%減)だったという。
IDCでは、サムスンの出荷台数増加について、最上位機種「Galaxy S7」「Galaxy S7 Edge」の売れ行きが好調だったことに加え、廉価帯のJシリーズ製品の販売が新興市場を中心に順調に推移したことも理由に挙げている。いっぽう、アップルの低迷については「iPhone 6s」「iPhone 6s Plus」の販売が不振で、春先に投入した「iPhone SE」の影響も比較的小さかったなどとしている。
(IDC)
【参照情報】
・Worldwide Smartphone Volumes Relatively Flat in Q2 2016 Marking the Second Straight Quarter Without Growth, According to IDC - IDC
・IDC: Smartphone shipments flat for second quarter in a row; Samsung widens lead over Apple in Q2 2016 - VentureBeat
・IDC: Samsung continues leading the smartphone market with strong Galaxy S7 sales - ZDNet
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