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Introducing Spectacles(Spectacles)

スナップチャット、カメラ付きサングラス「Spectacles」を発表 - 社名も「スナップ」に変更

2016.09.26

Updated by WirelessWire News編集部 on September 26, 2016, 10:55 am JST

人気メッセージアプリを開発・提供する米スナップチャット(Snapchat)が現地時間23日、同社の開発したサングラス型ハードウェア「Spectacles」を発表。小型カメラを内蔵する同製品は、スマートフォンと連動し、人間の目から見た場合に近い映像を撮影することができるという。

https://youtu.be/XqkOFLBSJR8

「Spectacles」はヒンジ部分のボタンを押すことで最大10秒までの動画を撮影することが可能。この動画は、スマートフォンなどのカメラより広い115度の画角で撮影され、円形のフォーマットで保存される。また、同端末で撮影した動画は無線でスマートフォンに送信できるという。

「Spectacles」はコーラル、ブラック、ティールの3色がリリースされる予定で、価格については129ドル99セントが予定されている。なお発売時期は今年秋以降となっている。

さらに、自社を「カメラ会社」に位置付けるスナップチャットは、同端末の発表に合わせて社名もスナップ(Snap Inc.,)に変更している。

メガネ型のウェアラブル端末としてはこれまで、グーグル(Google)の「Glass」がリリースされていたものの、プライバシー侵害の問題などが指摘され、消費者向け製品としては失敗に終わっていた。この話題に触れたThe Vergeでは、SpectaclesとGlassとの違いについて、前者の方がより目に付きにくいサングラスであることや、価格も10分の1以下であることなどを挙げている。

スナップチャットはもともと、送受信の痕跡が残らないメッセージングアプリとして米国の高校生などの間で人気を博し、2013年にはフェイスブック(Facebook)が提示した約30億ドルでの買収提案を蹴ったことでも話題になっていた。その後同社はメディアビジネスの開発に力を入れ、CNNやMTV、BuzzFeed、Viceなどの各社と提携してコンテンツを提供するようにもなっている。なお、同社のデイリーユーザー数は現在約1億5000万人を超えており、この数はツィッター(Twitter)の10倍以上にもなるとWSJは伝えている。

また、同社を創業したエバン・シュピーゲル(Evan Spiegel)氏は、日本のTVCMなどにも登場する人気ファッションモデル、ミランダ・カー(Miranda Kerr)の婚約者としても知られている。

【参照情報】
Snapchat Releases First Hardware Product, Spectacles - WSJ
Snapchat Will Release $130 Sunglasses With Built-In Camera - Bloomberg
Snapchat unveils $130 connected sunglasses and rebrands as Snap, Inc. - The Verge

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