WirelessWire News Technology to implement the future

by Category

生物 コンピューター イメージ

①「粘菌コンピュータ」が情報爆発を回避する

2017.01.03

Updated by Masahiko Hara on January 3, 2017, 14:45 pm JST

粘菌コンピューターを使った情報処理の研究を行っている。情報処理に粘菌コンピューターを使うことで、京コンピューターを使って計算しても数万年かかると言われるビッグデータの情報爆発問題を解決する可能性がある。その計算は揺らいで、間違っていて、曖昧である可能性もあるが、的確だ。こうした人間の判断にも似た粘菌コンピューターの計算の仕組みを、「揺律創発」という。

 


東京工業大学・総合理工学研究科 教授 原 正彦氏の語る「価値創造プロセスを革新するための手法」#1

2015年2月23日(月)19:30~22:00
東京工業大学・総合理工学研究科 教授 原 正彦 (はら まさひこ)

WirelessWire Weekly

おすすめ記事と編集部のお知らせをお送りします。(毎週月曜日配信)

登録はこちら

原 正彦(はら・まさひこ)

ドイツ・アーヘン工科大学 シニア・フェロー。1980年東京工業大学・有機材料工学科卒業、83年修士修了、88年工学博士。81年から82年まで英国・マンチェスター大学・物理学科に留学。85年4月から理化学研究所の高分子化学研究室研究員。分子素子、エキゾチックナノ材料、局所時空間機能、創発機能、揺律機能などの研究チームを主管、さらに理研-HYU連携研究センター長(韓国ソウル)、連携研究部門長を歴任。2003年4月から東京工業大学教授。現在はアーヘン工科大学シニア・フェロー、東京工業大学特別研究員、熊本大学大学院先導機構客員教授、ロンドン芸術大学客員研究員を務める。