Windhorse Aerospace

被災地へ物資を届ける”食べられる”ドローン: POUNCER

2017.05.08

Updated by WirelessWire News編集部 on 5月 8, 2017, 09:09 am JST

Facebookが2014年に買ったAquilaというドローンは、太陽光発電をしながら飛んで、地上に向けてインターネット・アクセスのためのWi-Fi電波を送ることができる大型のドローンで、翼の幅はボーイング737よりも大きい。将来的には夜間も飛び続けるだけの電力を作って蓄える能力を持ち、インターネット接続環境のない地域の上空を回りながら飛び続け、数ヶ月に渡ってネット接続できる環境を届けることを目標にしている。

このAquilaを設計したのは元イギリス軍の技術者、Nigel Gifford氏。今度はPOUNCERという別のドローンを作っている。現在、設計段階のPOUNCERは自然災害や戦争・紛争などで困っている人々に救援物資(食料や医薬品、医療物資)を届けるためのドローンだ。運べる荷物の重量別に3タイプあり、Mark 1は20kg、Mark 2は50kg、最大の翼幅3メートルあるMark 3はで100kgまで運べる。

被災地や紛争地域に物資を地上で運ぶとなると、道路が分断されていたり、川や海を渡る橋が落ちていたり、砲撃を受ける可能性があったり、二次災害の恐れがあったりと、運ぶ救援チームの側にも命の危険がある。ドローンであれば、離れた場所から飛ばすことができる。

POUNCERは、地上の発射台や気球、航空機などから発進させることができ、目的地から35km離れた場所から飛べる。被災地であれば現場の真上まで救援の航空機を飛ばすことができるが、紛争地域では地上からの攻撃を受ける恐れもある。POUNCERは、離れた場所から目的地へ、7mの精度で物資を届けることができる。

現在、POUNCERの部品には木材が多く使われている。使用後そのまま廃棄してもできるだけ環境に影響を与えないようにするため。しかし、今後1年くらいの間に、木材部分を食べられる材料(詳細は未発表)に変えていくそうだ。

【参照情報】
Windhorse Aerospace
Pouncer drone
Facebook’s Drone Creators Are Planning an Edible Humanitarian Aid Aircraft
This is the world's first edible, humanitarian drone
Every sale of this edible Pouncer drone can save 50 lives
The technology behind Aquila

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