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監視カメラ イメージ

ディープラーニングで画像を自動解析、システム計画研究所が監視カメラソリューション

2017.05.11

Updated by Naohisa Iwamoto on May 11, 2017, 09:01 am JST

IoTで有望視される用途として、監視カメラソリューションがある。監視カメラで撮影した映像データから異常を検知する画像解析に、人工知能(AI)を用いたソリューションをシステム計画研究所/ISP(以下、システム計画研究所)が開発した。AIの活用によって、監視カメラソリューションの利用を推進することにつながりそうだ。

システム計画研究所が開発したのは、監視カメラソリューション向けのAIエンジン「SENLI」。ディープラーニングを応用した技術で、従来の画像処理手法では検出が難しかった事象にも対応が可能なほか、独自技術の採用で少量データから高速学習が可能だという特徴がある。また運用しながら、実際の監視カメラの設置環境に合わせた追加学習も可能という。監視カメラ映像を自動解析することで、監視カメラソリューションの導入、運用のコストや負荷を軽減できる。

SENLIが対応する監視カメラソリューションの機能としては、「侵入者検知」「異常検知」「置き去り物検知」「人物検知」「顔検出」「車体検出」がある。今後、これらに加えて「異常行動検知」「顔識別」「車体ナンバー識別」といった機能を搭載していく計画だ。

【報道発表資料】
Deep Learning を応用した監視カメラソリューション向けAIエンジンSENLIの発表

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。