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中国 セキュリティー 監視 イメージ

AI開発の安全保護のための米企業連合、バイドゥが中国企業として初のメンバーに ほか

AI News October 4th week,2018

2018.10.24

Updated by Wataru Nakamura on October 24, 2018, 16:00 pm JST

AI開発の安全保護のための米企業連合、バイドゥが中国企業として初のメンバーに【The Verge】
AI開発の安全保護のための米企業連合「The Partnership on AI(PAI)」は、中国検索大手のバイドゥを中国企業として初のメンバーに迎えることを発表。AI技術のベストプラクティス考案のために2016年に立ち上げられたPAIにはグーグルやアマゾン、フェイスブック、マイクロソフトなどが参加しており、国連やヒューマン・ライツ・ウォッチなどと協力している。

原文:US consortium for safe AI development welcomes Baidu as first Chinese member

アリババが支援する香港のAI研究所、新たなアクセラレータプログラムが始動【South China Morning Post】
中国Eコマース大手のアリババグループや香港AIベンチャーのセンスタイムが支援する香港のAI&データ研究所が現地時間18日、同研究所のアクセラレータプログラムに参加する7社のスタートアップを発表。このプログラムでは、参加する各社に10万ドルのシード資金のほか、オフィススペースやアリババやセンスタイムのAIリソース、アリババクラウドのコンピューティングサービスなどを提供するという。

原文:Alibaba-backed Hong Kong AI lab names first batch of start-ups for funding

サムスン、7番目のAIセンターをモントリオールにオープン【ZDNet】
サムスンが同社として7番目のAI研究拠点をカナダのモントリオールに開設。北米ではシリコンバレー、ニューヨーク、トロントに続く同社として4番目のAI研究拠点となり、機械学習や自然言語処理、コンピュータービジョン、マルチモーダル対話などの分野にフォーカスした研究を行う。

原文:​Samsung opens seventh AI centre in Montreal

サムスン、5G配備促進にAI/ネットワーク分析ベンチャーのZhilabsを買収 【Fierece Telecom】
サムスンは韓国時間10月17日、リアルタイムのネットワーク分析技術を開発するスペインのジーラブズ(Zhilabs)の買収で合意したことを発表。2008年に創業されたジーラブズはHPやボーダフォン、テレフォニカなどの企業を顧客に持ち、ネットワークパフォーマンスをリアルタイムで分析・テストし、AIによって問題を発見・修正するソリューションを提供している。サムスンは同社の技術を5Gネットワークへの移行促進に活用したい狙いだ。

原文:Samsung acquires network analytics startup Zhilabs to help its transition to 5G

H&M、AIを活用したメンズウェアベンチャーのThreadに1300万ドルを投資【Retail Drive】
大手ファッションブランドのH&Mは、傘下のVCであるH&M CO:LABを通じて、パーソナライズしたメンズウェアスタイリングに特化したEコマースベンチャーのスレッド(Thread)に1300万ドルを投資。スレッドはAIと人間のスタイリストを活用した顧客向けのレコメンデーションシステムを開発しており、これまでに4000万ドルの資金を調達している。

原文:H&M invests $13M in AI-driven menswear startup Thread

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中村 航(なかむら・わたる)

1985年生まれ。福岡県福岡市出身。翻訳者。テクノロジーやファッション、伝統工芸、通信、ゲームなどの分野の翻訳・校正に携わる。WirelessWire Newsでは、主に5G、セキュリティ、DXなどの話題に関連する海外ニュースの収集や記事執筆を担当。趣味は海外旅行とボードゲーム。最近はMリーグとAmong Usに熱中。