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A-2 必要なのは「教科書」ではなく「副読本」である

2019.02.01

Updated by Osamu Hashimoto on February 1, 2019, 10:00 am UTC

小説家の橋本治さんが1月29日に亡くなられました。
追悼の意を込めて、2017年4月に収録された橋本治さんの映像講義を無償公開いたします。
心から橋本治さんのご冥福をお祈りします。
(スタイル株式会社)

試行錯誤と恥をかくことからしか「成長」は訪れない。マニュアルとしての「教科書」よりも雑多な知識を与えてくれる「副読本」の必要を説く、実践的教育論。(聞き手:仲俣暁生)

  • 父は「それで食っていく自信はあるのか」とだけ言った(1:54)
  • 「一人前の大人」になるとは、食っていけるようになること(2:59)
  • 恥をかいて克服することからしか、成長は起こらない(5:08)
  • 「わかること」は「わからないこと」を見つけない限り訪れない(5:36)
  • 失敗は「拒否」するのではなく、「見つめ」ればいい(6:25)
  • トータルな知識なしに「人を教える」ことはできない(6:43)
  • 「教科書を求める人」はどういう人か?(8:30)
  • 教科書は「これを覚えておけば大丈夫」というマニュアル本(9:27)
  • 「雑然たる知識」を得られるたくさんの副読本が必要である(9:59)
  • 「ズビグニエフ・チブルスキー」なら覚えられた(13:04)
  • 「大人になること」と「教えること」はシンクロしていた(15:55)
  • 失敗とは「自分なりの方法」を模索している過程である(18:00)
  • あらゆる自己啓発本が言うのは「失敗を恐れるな」ということだけ(18:35)

(計:20分10秒)

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橋本 治(はしもと・おさむ)

1948年東京生まれ。東京大学在学中、駒場祭のポスター「とめてくれるなおっかさん 背中のいちょうが泣いている 男東大どこへ行く」で話題を集める。イラストレーターとして活動中の1977年に小説『桃尻娘』が小説現代新人賞佳作となり作家デビュー。以後、小説・エッセイ・古典の現代語訳・批評・戯曲などあらゆる分野で、40年にわたり八面六臂の執筆活動を行う。この講義に関連する著作としては、『日本の女帝の物語』(集英社新書)、『双調平家物語ノート1 権力の日本人』『双調平家物語ノート2 院政の日本人』(ともに講談社)などがある。2019年1月29日没。