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ブラジルの大豆農家、収穫量拡大にファーウェイの5G技術を試験的に導入(他2本)

5G News December 2nd week,2020

2020.12.10

Updated by Wataru Nakamura on December 10, 2020, 12:00 pm JST

ブラジルの大豆農家、収穫量拡大にファーウェイの5G技術を試験的に導入【Reuters 12/4】
ブラジル・ゴイアス州の大豆農場が現地時間12月3日、農作物の生産増大や病害対策に中国ファーウェイの5G技術や通信機器を活用する試験的プロジェクトを開始。新たなプロジェクトは、畑に設置されたセンサーや刈取機、ドローンなどから5G通信によって収集した情報を収穫量の改善や病害対策に活かすもの。ブラジルでは現在、政府がファーウェイ製品の使用禁止に関して検討を進めているが、すでに同社の通信機器を使用するアメリカ・モビル傘下のClaroなど複数の通信事業者はこれに反対している。

原文:Brazilian soy farmers try 5G technology with Huawei equipment

ノキア、ドイツで学術研究向けローカル5G網を配備へ【Yahoo Finance 12/3】
フィンランドのノキアは先ごろ、ドイツの5G4KMUプロジェクト向けに産業グレードのローカル5Gネットワークを配備する計画を発表した。5G4KMUは、製造やオートメーション、インダストリアル・エンジニアリング、ヘルスケア、インダストリー4.0などの分野での5G関連のノウハウ活用を目指す多くの主要研究機関による協力プロジェクト。新たに導入されるローカル5G網はバーデン・ヴュルテンベルク州5つの主要研究拠点をカバーする学術研究向けで国内最大規模のものとなる。

原文:Nokia (NOK) to Deploy Private 5G for Research in Germany

シーメンス、オーストリア本社のマイクログリッド制御にローカルLTE網を活用【Fierce Wireless 12/4】
ドイツのシーメンスが、ウィーンにあるオーストリア本社で導入しているマイクログリッド(既存の大規模発電所からの電力に依存しない小規模なエネルギー・ネットワーク)の制御にローカルLTE網を活用するという話をFierece Wirelessが伝えている。マイクログリッドはエネルギー供給に太陽光発電などの分散型電源と蓄電池などを組み合わせているが、ローカルLTE網はこれらを制御するためのセンサーやその他のデバイスのケーブル接続の手間を省く。将来的には5Gへのアップグレードも見込まれている。

原文:Siemens deploys private wireless network to support electric microgrid


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https://5gmf.jp/

ブラジルの大豆農家、収穫量拡大にファーウェイの5G技術を試験的に導入【Reuters 12/4】

https://5gmf.jp/overseas/4172/

 

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中村 航(なかむら・わたる)

1985年生まれ。福岡県福岡市出身。翻訳者。テクノロジーやファッション、伝統工芸、通信、ゲームなどの分野の翻訳・校正に携わる。WirelessWire Newsでは、主に5G、セキュリティ、DXなどの話題に関連する海外ニュースの収集や記事執筆を担当。趣味は海外旅行とボードゲーム。最近はMリーグとAmong Usに熱中。