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EU、加盟国全体で使用できるデジタルIDウォレットの計画を発表(他2本)

DX News June 2nd week,2021

2021.06.08

Updated by Wataru Nakamura on June 8, 2021, 07:00 am JST

EU、加盟国全体で使用できるデジタルIDウォレットの計画を発表【AP 6/3】
欧州連合(EU)は現地時間6月3日、EU市民が27の加盟国全体で使用できるデジタルIDウォレットを導入する計画を発表。このデジタルIDウォレットはスマートフォンアプリとして提供され、身分証明書やその他の公文書(免許証、処方箋、卒業証書など)をデジタル形式で保存・表示でき、オンライン・オフラインを問わず公共および民間のサービスに活用できるものになる。EUは、空港でのレンタカー利用手続きの簡易化、ナイトクラブでの年齢確認、銀行口座開設、賃貸契約などを具体的な利用シーンの例に挙げている。

原文:EU plans digital ID wallet for bloc’s post-pandemic life

米国で急拡大する遠隔医療サービスの利用【ZDNet 5/27】
米調査会社のJ.D.Power.が米国の民間医療保険加入者を対象に行なった新たな調査によれば、過去1年でテレヘルス(遠隔医療)サービスを利用したことのある人の割合は回答者全体の35%に上り、2020年調査時の9%から大幅に増加したという。また、保険会社にウェブやモバイルアプリ、テキストなどオンラインでコンタクトを取ったことのある回答者の割合も32%に上っている。

原文:Nearly 40% of privately insured health plan members in US used telehealth services

アイトラッキングAI企業のSmart Eye、感情検知ソフトウェア企業のAffectivaを買収【ZDNet 5/27】
スウェーデンのアイトラッキングAI企業のSmart Eyeは先ごろ、感情検知ソフトウェアを開発する米Affectivaを7350万ドルで買収すると発表。両社は主に自動車のドライバーモニタリングシステム向けの技術を開発しているが、両社の技術は人間工学の研究やメディア分析などにも応用されており、将来的なソーシャルロボットへの活用の可能性なども指摘されている。

原文:Scared, human? Emotion-detection AI meets eye-tracking technology

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中村 航(なかむら・わたる)

1985年生まれ。福岡県福岡市出身。翻訳者。テクノロジーやファッション、伝統工芸、通信、ゲームなどの分野の翻訳・校正に携わる。WirelessWire Newsでは、主に5G、セキュリティ、DXなどの話題に関連する海外ニュースの収集や記事執筆を担当。趣味は海外旅行とボードゲーム。最近はMリーグとAmong Usに熱中。