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矢野 隆章(やの たかあき) 徳島大学 ポストLEDフォトニクス研究所・准教授

徳島の小さな国立大学でLEDの「次」を探索する楽しさ

Exploring the "Next" of LEDs at Tokushima University

2022.02.02

Updated by Schrodinger on February 2, 2022, 19:00 pm JST

LEDで観察できる可視光が「光」のごく一部に過ぎません。でも、可視光の短波長側や長波長側にある「深紫外」「テラヘルツ」「赤外」といった波長領域は、可視光とは異なる特徴的な物質的相互作用が観察されていて、今までにない応用可能性を示唆しています。

この波長領域では実用的な光源が存在しませんので、これが開発できると今までにない社会実装が加速する可能性があるのです。「国立大学法人 徳島大学 ポストLEDフォトニクス研究所」はこの目的で設立されました。

矢野隆章さんは、この研究所のメタマテリアル研究ユニットに所属しています。メタマテリアルは光の波長より細かな人工構造を用いて光学特性を操作する疑似物質です。以前、この「シュレディンガーの水曜日」にご出演いただいた理研の田中拓男氏は、実はこの研究所の特別招聘教授でもあります。

このメタマテリアルの動作波長を深紫外からテラヘルツ光まで拡張するとバイオマーカー物質の検出ができるかもしれない、ということで、最近は医学部との連携(医光融合研究部門)がとても強化されているのだそうです。「医工連携」ではなく「医光連携」です。

ここで徳島大学は、「地方の小さな国立大学」ならではの本領を発揮します。大きな大学の学部間連携は実体が伴わず「絵に描いた餅」になりがちですが、小さなユニットだけに「自分の隣にホンモノの医者がいて、一緒に研究している」のだそうです。今回は、
1)ポストLEDの可能性
2)小さな大学だからできること
といった2つの話題をご提供いただきます。研究費が稼げずに悩んでいる小さな国立大学の教員の方にも参考になる講義が期待できます。(竹田)

募集要項
2月9日(水曜日)19:30開始
徳島の小さな国立大学でLEDの「次」を探索する楽しさ

矢野 隆章(やの たかあき) 徳島大学 ポストLEDフォトニクス研究所・准教授

矢野 隆章(やの たかあき) 徳島大学 ポストLEDフォトニクス研究所・准教授

2007年大阪大学大学院工学研究科 応用物理学攻(博士後期課程)修了、同年、科学技術振興機構(JST)特任研究員。東京工業大学(物質理工学院)での助教を経て、2019年徳島大学ポストLEDフォトニクス研究所に着任。2020年同大学准教授。

・日程:2022年2月9日(水曜)19:30-21:30(予定)
・講義は最初の30-40分程度。残りの時間を延々と雑談に費やすことで「気楽に参加できる放課後」というコンセプトで実施します。
・Zoomを利用したオンラインオンラインイベントです。前日までに参加URLをメールでお送りします。
・参加費:無料
こちらのPeatixのページからお申し込みください。


「シュレディンガーの水曜日」は、毎週水曜日19時半に開講するサイエンスカフェです。毎週、国内最高レベルの研究者に最先端の知見をご披露いただきます。下記の4人のレギュラーコメンテータが運営しています。

原正彦(メインキャスター、MC):東京工業大学・物質理工学院応用科学系 教授原正彦(メインコメンテータ、MC):東京工業大学・物質理工学院・応用化学系 教授
1980年東京工業大学・有機材料工学科卒業、1983年修士修了、1988年工学博士。1981年から82年まで英国・マンチェスター大学・物理学科に留学。1985年4月から理化学研究所の高分子化学研究室・研究員。分子素子、エキゾチックナノ材料、局所時空間機能、創発機能(後に揺律機能)などの研究チームを主管、さらに理研-HYU連携研究センター長(韓国ソウル)、連携研究部門長を歴任。現在は東京工業大学教授、地球生命研究所(ELSI)化学進化ラボユニット兼務、理研客員研究員、国連大学客員教授を務める。

今泉洋(レギュラーコメンテータ):武蔵野美術大学・名誉教授今泉洋(レギュラーコメンテータ):武蔵野美術大学・名誉教授
武蔵野美術大学建築学科卒業後、建築の道を歩まず、雑誌や放送などのメディアビジネスに携わり、'80年代に米国でパーソナルコンピュータとネットワークの黎明期を体験。帰国後、出版社でネットワークサービスの運営などをてがけ、'99年に武蔵野美術大学デザイン情報学科創設とともに教授として着任。現在も新たな表現や創造的コラボレーションを可能にする学習の「場」実現に向け活動中。

増井俊之(レギュラーコメンテータ):慶應義塾大学環境情報学部教授増井俊之(レギュラーコメンテータ):慶應義塾大学環境情報学部教授
東京大学大学院を修了後、富士通、シャープ、ソニーコンピュータサイエンス研究所、産業技術総合研究所、米Appleにて研究職を歴任。2009年より現職。『POBox』や、簡単にスクリーンショットをアップできる『Gyazo』の開発者としても知られる、日本のユーザインターフェース研究の第一人者だがIT業界ではむしろ「気さくな発明おじさん」として有名。近著に『スマホに満足してますか?(ユーザインタフェースの心理学)(光文社新書)など。

竹田茂(司会進行およびMC):スタイル株式会社代表取締役/WirelessWireNews発行人竹田茂(司会進行およびMC):スタイル株式会社代表取締役/WirelessWireNews発行人
日経BP社でのインターネット事業開発の経験を経て、2004年にスタイル株式会社を設立。2010年にWirelessWireNewsを創刊。早稲田大学大学院国際情報通信研究科非常勤講師(1997〜2003年)、独立行政法人情報処理推進機構・AI社会実装推進委員(2017年)、編著に『ネットコミュニティビジネス入門』(日経BP社)、『モビリティと人の未来 自動運転は人を幸せにするか』(平凡社)、近著に『会社をつくれば自由になれる』(インプレス/ミシマ社)、など。

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