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シュレディンガーの水曜日

3月29日(水)16時、第二期「シュレディンガーの水曜日」説明会を実施

Schrödinger's Wednesday(2nd stage )Evening Discourse for Researchers、Wednesday, March 29⋅16:00 –

2023.03.08

Updated by Schrodinger on March 8, 2023, 17:18 pm JST

2021年10月から始めた「シュレディンガーの水曜日」は昨年11月に実施した筑波大学・木村昌由美さんの講義を最後に、長い“休暇”に入りました。話題提供にご協力いただいた研究者の皆さんにも、そして参加いただいた聴衆の皆さんにも、非常に評判が良いプロジェクトだったと自負していますが、いかんせん全くの手弁当で実施していたこともあり、“ちゃんとしたビジネスモデル”を作らないと継続は難しい、という判断の元に、11月以降は、原・中山・澤田・竹田の4人で「シュレディンガーの水曜日再開発計画」のためのディスカッションを重ねてきました。

そしてその第二期「シュレディンガーの水曜日」のプランがようやくまとまったので、それがどんなものなのかをご紹介するのが、3月29日(水曜)に実施する、第二期「シュレディンガーの水曜日」事業説明会です。これはいつものシュレディンガーの水曜日のように、研究者による話題提供を実施するものではありませんのでご注意ください(第二期の講義は4月下旬にスタートする予定です)。詳細はプロジェクトリーダーの原正彦氏(東京工業大学教授)から当日説明がありますが、その概略を簡単にご説明しておくと、

1)研究者だけが参加できます(=大学、研究所、民間企業、実験研究設備開発メーカーなどに勤務する研究者・開発者以外の人は参加できません)
2)分かりにくい研究の紹介を重視する
3)ライブ感を重視し、見逃し配信やYoutubeへの展開などは行わない

などを基本方針とします。いわゆるサイエンスのアウトリーチ(outreach)ではなく「研究者自身が楽しめる放課後」であることを標榜したいと考えています。つまり「研究者だけが集うことができる」が第一期との大きな違いになります。この説明会(Zoomミーティングになります)に参加いただきたい皆様には事務局から直接メールでご連絡させていただきますが、「私も(研究者なので)参加したい」というご要望がございましたら、フルネームと所属機関名・所属部署を添えて takeda@gmail.com まで、ご連絡ください。折り返し当日のZoom URLをお送りします(参加資格がない、と事務局が判断した方には折り返しメールは届きません。悪しからずご了承ください)。(竹田)


「シュレディンガーの水曜日」は、毎週水曜日に開講するサイエンスカフェです。毎週、国内最高レベルの研究者に最先端の知見をご披露いただきます。下記の4人のレギュラーコメンテータが運営しています。

原正彦(メインキャスター、MC):東京工業大学・物質理工学院応用科学系 教授原正彦(メインコメンテータ、MC):東京工業大学・物質理工学院・応用化学系 教授
1980年東京工業大学・有機材料工学科卒業、1983年修士修了、1988年工学博士。1981年から82年まで英国・マンチェスター大学・物理学科に留学。1985年4月から理化学研究所の高分子化学研究室・研究員。分子素子、エキゾチックナノ材料、局所時空間機能、創発機能(後に揺律機能)などの研究チームを主管、さらに理研-HYU連携研究センター長(韓国ソウル)、連携研究部門長を歴任。現在は東京工業大学教授、地球生命研究所(ELSI)化学進化ラボユニット兼務、理研客員研究員、国連大学客員教授を務める。

中山知信(レギュラーコメンテータ):物質・材料研究機構(NIMS)グローバル中核部門長兼広報室長中山知信(レギュラーコメンテータ):物質・材料研究機構(NIMS)グローバル中核部門長兼広報室長
1988年東京工業大学大学院・材料科学専攻修士修了。1991年、理化学研究所・表面界面工学研究室に移籍し、原子操作技術、ナノ物性研究に従事。2002年、物質・材料研究機構(NIMS)に異動。2008年からは、国際ナノアーキテクトニクス研究拠点(WPI-MANA)PI、同拠点副拠点長および事務部門長、若手国際研究センター副センター長を務める。現在は、NIMSグローバル中核部門長と広報室長を兼務して研究の活性化に力を入れている。

澤田莉沙(司会進行およびMC):物質・材料研究機構(NIMS)広報部門澤田莉沙(司会進行およびMC):物質・材料研究機構(NIMS)広報部門
大阪大学大学院生命機能研究科にて博士(理学)を取得。生命機能のアウトリーチ活動のため水族館で勤務した後、分野の垣根を超えた科学全般の普及活動に従事。2020年より物質・材料研究機構にて材料分野の広報活動を担当。個人活動として国内外の科学コミュニケーション活動を網羅的に調査し、コミュニティ同士のゆるい繋がりや情報共有ネットワークの構築を模索中。科学コミュニケーション研究会 運営メンバー。

竹田茂(司会進行およびMC):スタイル株式会社代表取締役/WirelessWireNews発行人竹田茂(司会進行およびMC):スタイル株式会社代表取締役/WirelessWireNews発行人
日経BP社でのインターネット事業開発の経験を経て、2004年にスタイル株式会社を設立。2010年にWirelessWireNewsを創刊。早稲田大学大学院国際情報通信研究科非常勤講師(1997〜2003年)、独立行政法人情報処理推進機構・AI社会実装推進委員(2017年)、編著に『ネットコミュニティビジネス入門』(日経BP社)、『モビリティと人の未来 自動運転は人を幸せにするか』(平凡社)、近著に『会社をつくれば自由になれる』(インプレス/ミシマ社)、など。

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オンラインイベント「シュレディンガーの水曜日」の運営事務局です。東京工業大学・物質理工学院・原正彦研究室の協力の下、WirelessWireNewsが主催するオンライン・サイエンスカフェです。常識を超えた不思議な現象に溢れた物質科学(material science)を中心に、日本の研究開発力の凄まじさと面白さを知っていただくのが目的です。

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