工場にはロボットが導入されているから、自動車や家具をロボットが組み立てていても不思議はないが、ロボットそのものが家具になる時代が訪れたらしい。
スイス連邦工科大学ローザンヌ校(EPFL)バイオロボティクス研究所が開発したルームボット(Roombots)は6面体のようなボール状のモジュールで、複数のルームボットが連携して連結して、椅子やテーブルなどの家具を、動的に形成する。紹介動画が印象的だ。
6面にはギアといくつものスリットと爪があって、回転することで移動し、スリットに爪を引っ掛けてつながり合ったり、スリットを刻んだ壁を登ったりすることができる。各モジュールにはバッテリーとアンテナ、モーターが3個実装されている。
利用者の指示で形状(つまりは用途)を変えたり、場所を移動したりすることができる「家具」は、動きが不自由な人には大変役に立つのではないかと期待されているようだ。
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