グーグル、「Android Wear」などの新OSではUI改編などを制限(Ars Technica報道)
2014.06.30
Updated by WirelessWire News編集部 on June 30, 2014, 14:21 pm JST
2014.06.30
Updated by WirelessWire News編集部 on June 30, 2014, 14:21 pm JST
グーグル(Google)が先ごろ発表した「Android Wear」「Android Auto」「Android TV」の3つのOSに関し、端末メーカーがユーザーインターフェース(UI)などを独自にカスタマイズすることができない仕様になるという話をArs Technicaが伝えている。
同記事は、グーグルのエンジニリングディレクターであるデヴィッド・ビュルク(David Burke)氏の話として、これらのOSではグーグルがインターフェースや関連ソフトウェアを全面的にコントロールし、端末メーカーが独自のUIなどを提供することは難しくなるとしている。ビュルク氏はこの措置について、ユーザーエクスペリエンスに一貫性を持たせるためとし、同時にOSアップデートもグーグルが直接管理できるようになるメリットがあると述べたという。
これまでAndroid OSでは、各端末メーカーが自社開発したスキンで独自のUIを提供するケースも多く、ユーザーの混乱やアップデートの遅れなどのデメリットも指摘されていた。グーグルによる管理が厳しくなれば、こうした問題を緩和することが可能になるいっぽう、カスタマイズの自由が失われることで、端末メーカーにとっては他社との差別化がより難しくなるといったデメリットも予想される。
【参照情報】
・Android Wear, Auto, and TV save you from skins, and OEMs from themselves - Ars Technica
・Google says OEMs will not be able to alter the design of Android Wear, Auto, and TV - 9to5 Google
・When open gets a little more closed: No skins on Android Wear, Auto or TV - GigaOM
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