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毎日仕事がつまらない社畜はスイスの提督に学べ

2014.03.30

Updated by Mayumi Tanimoto on March 30, 2014, 02:01 am JST

新年度が始まりました。4月から社畜の皆さん、左遷になった皆さん、いかがお過ごしでしょうか。花見でバーコード頭の部長の後頭部を眺めながら「オレ、やっぱ転職しようかな」と呟き、本屋で自己啓発本やビジネス書に手をのばしておられる姿が目に浮かびます。

でもあなたの部屋には毎年毎年春に買った自己啓発本やビジネス書が山の様に積まれており、ブックオフに売りに行く気力もなく、いまだに英語もできず、朝活も仕事を五倍の速度で方付けるスキルも身に付いていないのです。

なぜ英語も仕事を5倍の速度で方付けるスキルも身に付いていないのでしょうか?

それはアナタが英語も仕事も嫌いだからです。

Wirelesswire読者の皆様にあられましては、毎日電波とかガジェットを追いかけるのが忙しく、艦これをやる暇はないのかもしれないですが、スイスには提督がおられます。このスイスの提督ことラユンさんは、日本文化を愛するヲタです。

皆さん、見て下さい。この達者な日本語を。そしてこの艦これ愛を。ラユンさんは日本人ではありません。正真正銘のスイス人でスイスに住んでいるのです。そして英語もドイツ語も堪能です。ラユンさんは定職も持っており、そのツイートは前向きで楽しさに溢れています。「オレはヲタだからゴニョゴニョ」という後ろ向きな思考はみじんもないのです。

我々日本人はラユンさんから学ばなければならないことが沢山あります。まず、好きなことであれば損得抜きにスキルというのは身に付くし、頑張ることができるのです。ラユンさんの日本語は日本のゲームやアニメに対する愛があるからこそです。

毎日毎日仕事が嫌だ、スキルが身に付かないと不平不満をたらすのに忙しい日本の社畜は、不満を言う前に「自分の好きなこと」を探して頑張るという作業をしていないわけです。つまり人生の時間を無駄にしている。嫌な仕事なら辞めてしまって好きな仕事を探してやればいいわけです。多少給料が下がっても先進国日本では死ぬことはありません。

次に、自分の趣味や嗜好をなんと言われようとも、堂々と楽しめば良いのです。なぜ日本では自虐的になる人がいるんでしょうか?よくわかりません。趣味や嗜好を楽しむことができるなら、仕事だって充実するし、人間関係も良くなるというものです。なぜ自分の好きなことを隠したり、人様の手前好きでもないことをやったりするのか。

それは人生の無駄であります。

関係ありませんが、ワタクシの祖父は帝国海軍軍人→防衛庁でありましたが、吹雪型 2番艦 駆逐艦白雪に乗っておりました。ここ最近の艦これブームで久々に名前を聞き、まことに嬉しく思っております。

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谷本 真由美(たにもと・まゆみ)

NTTデータ経営研究所にてコンサルティング業務に従事後、イタリアに渡る。ローマの国連食糧農業機関(FAO)にて情報通信官として勤務後、英国にて情報通信コンサルティングに従事。現在ロンドン在住。