オリンピックを見てきてくれ、サッカーにいけ、発展場の取材に行けなどという依頼が殺到しておりますが、ワタクシは一介の労働者で、最近までサッカーは30人でやると思っておりましたので、Iron Maidenのコンサートの2.5回分に該当する様なサッカーの試合など見に行ける訳がありません。
皆さん、世のメタラーは貧乏なのでありますよ。
というか、ワタクシにとっては、サッカーなぞ、オジーがコウモリを食ったかどうかとか、ドッケンはズラかどうか、イングウェイは次にどんなビッグマウス発言するかに比べたら500倍重要度が低いんですが。
あと相変わらずオリンピックの券は売ってません。大会も半ばを過ぎましたが、もうどうでもよくなってます。
しかしまあ、折角なので、雨で気温が二十度ない中、ハイドパークに行ってきました。いつもはイギリス中の危ない人が台に立って世界の終わりとか、俺は電波に操られているというようなことを叫んでいる所なんですけどね。コンサートやったり、巨大なスクリーンがあるので、無料でオリンピック祭り気分になれるのです。
どんなアホウでも祭り会場にたどり着ける様に巨大な矢印で行き先が書いてあります。牛でも間違えないでしょう。
駅がこんなことになっています
奥様、嫌な汗が湧いてきました
ダイアナさんの記念のマンホールのフタみたいなものがバンバン踏まれています。
糞尿まみれです。この落下物の上を裸足の赤さんがバンバン歩いていきます。さすがストロングな国民が多いイギリスです。糞尿ぐらいではへこたれないのです。
嫌がらせ並みの大きさで「無料、無料」と書いてあります。貧乏人には無料でみせてやるぜ!という心意気満点で涙が出ます
金属探知機をくぐり抜けまして(公園はいるのにもそんなものがあるんでっせ)入り口に到着したら、いきなりイギリスを代表する THE SUN のブースが。この新聞、三ページ目は「尺八が大好きなエセックスのニッキーちゃんどえ〜す!!」というようなエロリ写真とか、「エルビスは生きていた!実は今黒人皮をかぶってオバマと名乗っている」「私は宇宙人の子を宿した!」というような楽しい記事を掲載している真の大衆新聞でして、イギリスでは発行部数ぶっちぎりの全国第一位。
日本だったら東スポとかブブカが購読者数全国一の新聞で、オリンピックのオープンビュー会場の入り口に陣取ってる感じですかね。
寒いのにやけくそで日光浴する人々。
THE SUNのキャンギャルさんです。心の中でエセックスのシャロンちゃんと呼ばしてもらいます。
皆さん熱心にサッカー男子日本対メキシコ戦を鑑賞しています。
会場にはイギリスを代表するチョコレートの会社であるキャドバリー社の『キャドバリーの館」なる物がございました。ここはイギリスを代表する会社ですがアメリカの会社に買われまして、しかもチョコに大腸菌が混ざってましたという事件があったりして、まあ、色々ある会社です。
幼女がフラフープをするイベントが大人気でなぜか2時間半待ち。
こんなラブリーな車が。
繊細だから上に乗らないでね、とまるで草食男子のようなことが書いてあります
「喜びの集積機」(ジョイコレクター)というなんだか将軍様が命名した様な卑猥な感じのオブジェが立っています。その横で幼女がフラフープです。
恐ろしい光景です。
疲れたから寝ます。さようなら。
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登録はこちらNTTデータ経営研究所にてコンサルティング業務に従事後、イタリアに渡る。ローマの国連食糧農業機関(FAO)にて情報通信官として勤務後、英国にて情報通信コンサルティングに従事。現在ロンドン在住。