ネットをスレイヤーのギグのモッシュピット状態に変えて下さった、ホップステップジャンプなシャラップ上田様という外交界、いえ、国際交流業界におけるスタア誕生を目にし、ワタクシはここ数日胸のトキメキを押さえることができなかったのです。
ところで、スタアのシャラップ上田様のインターナショナルなラップは、フランスのテルミン奏者&作曲家様により芸術に昇華したのでありました。
Mr Shut Up remix
さて、前回の記事で指摘した様に、シャラップ上田様の件により、怒り方があれはやばい、偉いオッサンがファックユーを言ってしまうのはヤバい、日本の人権アフリカから笑われてまっせ、中世と中年は違うんや、という学びがあるということなどがわかりましたが、この事件、もう一つ重大な事柄を世間様に垂れ流して下さったのでした。
それは、
日本でグローバル人材と自称しているおっさん達の英語力
であります。
日本では「グローバル人材とは英語ベラベーラでなければならぬ」、「TOEIC(こんな歯クソ試験日本と韓国以外誰も知らないんだけど)満点じゃない奴は採用せんわ!!」などと吠えているオッサンがナメクジの様に増殖する今日この頃であります。
しかし、東大卒、ハーバード大学卒、外務省、さらに、外交的キャリアにおけるエクスタシーの頂点と言われる大使閣下であるシャラップ上田様の英語は、公的な場でしゃらっぷを連呼し、誰かさんの書いた原稿を棒読みし、会議に出ている人が「あ、あれ何ていってんの?俺わかんねーんだけど」とボソボソっというレベルであるわけです。
シャラプ上田様の背景は、日本で今騒がれているグローバル人材なるものを、三段跳びしてロケットで発射したような高レベルなものであるわけですが、こんな感じでも、巨体の外人さん相手に銭よこせ、ミサイル撃つなというお仕事がどうもできているらしい、ということなのです。
つまり、日本のオッサン達が騒いでいるグローバル人材に要求される英語力とかマナーというのは、シャラップ上田様並みで何とかなる、というわけなのであります。
つまり、何が言いたいのかというと、日本ではグローバル人材、英語で大騒ぎしなくても平気らしいということなんですよ。グローバル人材を目指す通信業界やエンジニアの皆さん、なんだか勇気が湧いてきましたねw
ちなみにシャラップ上田様は国際的なスタアになられたようです
'Shut up' gaffe exposes envoy to criticism
Japanese diplomat tells United Nations meeting to 'shut up' after being laughed at
Japan's envoy to UN tells fellow diplomats to shut up
Storm after Japan UN diplomat shouts 'shut up'
ところで、テルミンってこんなクールな楽器です。演奏者様は、みんなが知ってるあるCMの音楽(「ドドドドソレミー」のあれ)を作曲された方ですよ
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