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ZTE、クアッドコアのTegra 3搭載機など新製品を展示

2012.03.02

Updated by Naohisa Iwamoto on March 2, 2012, 04:55 am JST

「MWC 2012」のZTEブースには、MWCに合わせて発表した新機種を含めてスマートフォンやタブレット端末がズラリと並んでいる。その中でも、クアッドコアCPUを搭載した「ZTE Era」やWindows Phoneのラインアップを拡充する「ZTE Orbit」が目を引く。

▼クアッドコアのTegra 3を搭載した「ZTE Era」
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「ZTE Era」はZTE最速との触れ込みのAndroid 4.0搭載スマートフォンで、ZTEのフラッグシップモデルとなる。クアッドコアのNVIDIA Tegra 3プロセッサーを搭載し、処理性能を高めると同時に、低消費電力性能も高めたという。フラッグシップモデルで4.3インチのQHD(540×960ドット)液晶を搭載しながら、厚さは7.8mmとスリム。手にしたところ、クアッドコアの高性能端末であるということを意識させない仕上がりに感じた。2012年下半期に欧州と中国で発売する予定である。

▼Windows Phoneのラインアップを「ZTE Orbit」で充実させる
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「ZTE Orbit」は、4GBのメモリーや500万画素のカメラを搭載したWindows Phone端末。2012年第2四半期に提供可能になるとしている。ZTEでは1月にもWindwos Phoneの「ZTE Tania」を発表している。Windows Phoneのラインアップを充実させて、Windows Phoneシフトが起こったときに市場シェアを拡大させる狙いのようだ。

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。