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富士通、リアルタイムのメッセージ翻訳や触感を再現するディスプレイなどスマートデバイスの未来像を提示

2014.02.27

Updated by Naohisa Iwamoto on February 27, 2014, 20:18 pm JST

スペイン・バルセロナで開催されているMobile World Congress 2014(MWC 2014)の富士通ブースでは、「STYLISTIC」ブランドでグローバル展開する端末の紹介だけでなく、今後のスマートデバイスやソリューションの姿を提示する展示がなされていた。

▼左からフランス語、英語、日本語。ほぼリアルタイムで翻訳されて、相手の端末に表示される20140227_fujitsu001.JPG

ブース前面には等身大に近い大型の「スマートフォン」が3台並んだデモが用意されている。これは3カ国語で同時にフォーラムに参加できるソリューションを見せたもの。富士通の翻訳エンジン「ATLAS」をベースにして、英仏日の3カ国語によるリアルタイム同時変換をデモした。英語で参加している人が英語で書き込むと、フランス語と日本語で参加している人の端末にはそれぞれの言語に翻訳されて書き込みが表示される。それぞれが母国語を使いながらフォーラムで国際的なコミュニケーションが取れることを示していた。

▼触覚ディスプレイで、ガラスの上の砂を指で取り除くデモ。砂はザラザラ、ガラスはつるつるに感じる20140227_fujitsu002.JPG

将来への技術として、触覚体験を加味したディスプレイのデモもあった。ディスプレイに表示されている「モノ」が備える、つるつる、ザラザラといった触感をディスプレイで再現する技術。画面にタッチした部分に表示されているモノに応じて、ディスプレイを細かく振動させて触感を再現する。表面の触感だけでなく、金庫のダイヤルを回したり琴の弦を爪弾いたりといった際の感触もかなり上手に再現し、応用の幅の広さを感じさせた。タブレットに組み込んでデモを行っていたが、まだ分厚く電源も別に必要になるなどインプリメントはこれから。2015年には実用化したいと説明員は前向きに語っていた。

▼グローブ型のウエアラブル端末とヘッドマウントディスプレイで、現場支援の疑似体験20140227_fujitsu003.JPG

現場作業を支えるタイプのウエアラブル端末のデモもあった。グローブ型のウエアラブル端末で、作業をするために対象に指を近づけるとヘッドマウントディスプレイに作業指示が現れるといった利用法がある。コネクタにケーブルを挿すデモを来場者が実際に体験しながら、新しい現場作業支援のイメージをふくらませていた。

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。