[CES現地レポート]IntelブースではMeeGoベースのWebタブレットなどを展示
2011.01.08
Updated by WirelessWire News編集部 on January 8, 2011, 15:10 pm JST
2011.01.08
Updated by WirelessWire News編集部 on January 8, 2011, 15:10 pm JST
CESに出展している米Intelのブースでは、同社が開発しているIntel coreiシリーズ(core i3,i5,i7)の展示をはじめ、Intelプロセッサ搭載のPCやタブレット、セットトップボックスなどが展示されている。以下にそれぞれを紹介する。
モバイル機器向けにLinuxベースのオープンソースOSを開発するプロジェクト、MeeGoをベースとしたタブレット(ネットブック)「WebTab」を展示。デザインとしてはiPadに似ており、ディスプレイサイズは11.6インチで重さは約1kgとやや重たい印象。メモリは1GBでディスク容量は16と32GBのいずれかを選べ、拡張もできる。1.66 GHzのAtomプロセッサを採用しており、会場のデモンストレーションではHD映像をストレス無く再生していた。現在、ドイツなどで発売されているが、米国向けの発売については会場では詳細が得られなかった。
▼WebTabのインターフェイスはディスプレイ上に小さなウィンドウサイズのアプリケーションが並んでいて、スクロール位置が画面右端に表示される
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Intelマシン搭載のネットブック向けにアプリケーションを提供するオンラインマーケット。iTunes App StoreやAndroid向けに発表されている人気アプリをはじめ、約1万点が公開されている。また、開発者向けのSDKも用意されている。WebTabについてもアプリが提供される予定とのこと。ちなみに、ブースに置かれているのはAppUP Centerのマスコットではなく、今米国で大人気のゲーム「Angry Birds」のキャラクター。
▼アプリケーションを販売するオンラインマーケットはこれからも注目されており、iPhoneやAndroidで人気のあるアプリが移植される傾向にある
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チップの処理速度をビジュアライズして見せるグラフィカルなデモンストレーションが行われていた。使用しているのはcore i5。
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3Dやリアルタイムなどの映像処理は、プロセッサの性能を体感しやすく、ブース内でも多くのデモが行われていた。昨年から話題の3D映像をベースにしたデモも複数あり、Create and Experience 3D のブースでは、ポータブルの3Dカメラの映像を美しく処理するというデモを。3D Art Creation では、撮影した画像や映像を絵画のように加工し、さらに3D化するデモが展示されていた。TVとインターネットの融合も今年のテーマの1つとなっていて、Smart TVをはじめ、臨場感のある映像を使ったビデオカンファレンス(バックボーンはcisco)のデモが行われていた。
▼映像処理のデモンストレーションで特徴的なのはパソコン以外に専用のセットトップボックスを使用していること。こうした組込み型の開発は会場では他にも数多く見られる
▼ブースイメージ
【関連URL】
・WeTab
・MeeGo
・Intel AppUP Center
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