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日本通信がドコモに音声網の相互接続を申し入れ、新機軸のサービス提供を目論む

2014.07.18

Updated by Naohisa Iwamoto on July 18, 2014, 20:51 pm UTC

日本通信は2014年7月18日、NTTドコモに対して音声通信網の相互接続を正式に申し入れたと発表した。相互接続の申し入れは、帯域幅課金による料金精算を前提としており、新しい通話サービスの企画、提供につながる。

日本通信は、データ通信網については2008年にNTTドコモと相互接続を実現し、これにより現在ではモバイル通信の1つの潮流になっている「格安SIM」の礎を築いた。今回は、音声通信網でも相互接続を申し入れ、音声通信の「キャパシティを借りる」(日本通信)ことにより、自由度の高いサービスの提供を目指す。これまで日本通信が提供している音声通信サービスはNTTドコモとの「卸契約」に基づくもので、日本通信では「NTTドコモに、より進化した卸役務サービスの提供を採算お願いして」きたが、受け入れられなかったという。今回は、卸契約よりもMVNO側に自由度の高い相互接続を申し入れることで、格安スマホにおける音声通信サービスの新機軸を打ち出したいという。

今回の相互接続の申し入れは、既存の音声サービスの実現手法である回線交換方式だけでなく、NTTドコモが6月に提供を開始したばかりのVoLTEによる接続も含む。帯域幅課金による相互接続が実現すれば、MVNOによる音声定額サービスの提供などに道を開くことにつながるため、今後の動向に注目したい。

【報道発表資料】
日本通信、NTTドコモに音声網の相互接続を申し入れ「格安スマホの将来を創る」

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。