Updated by 岩元 直久 on May 31, 2013, 17:11 pm JST
岩元 直久 Naohisa Iwamoto
日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。
NTTドコモとJTBは2013年5月31日、新しい旅行サービスの共同提供に向けた検討について基本合意をしたと発表した。スマートフォンを活用して、モバイルの特性を生かした新しい「旅行の総合サポートサービス」の提供を目指す。
新しい旅行サービスは、旅行前から旅行中までを一括してサポートする。まず旅行前には、JTBの豊富な旅行商品をスマートフォンで手軽に購入できるようにする。その上で新しい旅行サービスでは、宿泊施設の情報や周辺の観光情報、グルメ情報、テーマに沿った旅行プランなどをサービス内でまとめて確認できるようにする。利用者はサービス内で旅行情報の入手から商品購入までを完結させられるため、旅行の計画を立てやすくなる。また旅行中には、ドコモの「ドコモ地図ナビ」などの行動支援型サービスと連携することで、観光地の情報案内や目的地へのナビゲーションなどのモバイルならではのサービスを提供する。
新サービス提供に当たっての両社の役割は以下の通り。ドコモは、新たな旅行サービスのサイト構築、既存の顧客基盤の活用、「ドコモ地図ナビ」などの行動支援型サービスと観光情報を連携させたサービスの提供を担当。JTBは、旅行商品の企画・提供、宿泊施設などのサプライヤー対応、旅行事業における運営ノウハウの提供を担当する。新しい旅行サービスは、2013年度下期に、ドコモの「dマーケット」で提供する予定だ。
【報道発表資料】
・NTTドコモとJTBが新たな旅行サービスの提供に向けて基本合意
