日本通信は5月19日、モバイルWi-Fiルーター「b-mobile WiFi」を5月24日に発売すると発表した。b-mobile WiFiは、無線LANアクセスポイント機能と、NTTドコモのFOMA網を使った3Gデータ通信機能を備えた小型のルーター。ノートパソコンやゲーム機はもちろん、Wi-FiモデルのiPadやiPod touchなど無線LANでつなぐことで、どこでもインターネット接続環境を提供できる。価格は日本通信のオンラインショップで1万9800円である。5月14日の同社の決算説明会で商品化のアナウンスがなされており、具体的な価格やスペックが明らかになった形だ。

▼b-mobile WiFi接続イメージ図

3Gデータ通信の利用にはSIMカードが別途必要になる。日本通信では、同社がNTTドコモのFOMA網を使ってMVNOとしてサービスを提供している「b-mobileSIM U300」での利用を想定している。b-mobileSIM U300は6カ月または12カ月のパッケージの場合に、月額約2500円で3Gデータ通信を自由に利用できる。ただし、通信速度はベストエフォート型で300kbps超が上限となる。このほか、日本通信のb-mobile3GやドッチーカのSIMで利用することも可能だ。また、SIMロックフリーで提供するため、NTTドコモなどのSIMカードを挿して使うこともできる。

バッテリー駆動時間は通信時で約4時間。通信方式としては800/2100MHzのHSUPA、HSDPA、W-CDMA方式で下り最大7.2Mbps、上り最大5.76Mbps、また、850/900/1800/1900MHzのGSM、GPRS、EDGEにも対応している。無線LAN規格はIEEE802.11b/gに対応する。サイズは幅54×高さ99×厚さ14mm、重さは80gである。

【報道発表資料】
・日本通信、iPadユーザ必携のどこでもつながるモバイルWiFiルータを新発売