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町田 浩志 hiroshi_machida

前橋赤十字病院 高度救命救急センター 集中治療科・救急科 副部長。1975年札幌生まれ、2000年北里大学医学部卒業。北里大学医学部胸部外科学、群馬循環器病院で心臓血管外科医として従事し、2008年より前橋赤十字病院に救急医として赴任、2010年から現職。救急・災害医療を専門とし、特に心臓血管外科の経験を生かした外傷診療やドクターヘリチームリーダーとして病院前診療を中心に活動を展開中。救急科専門医、日本外傷学会評議員、日本航空医療学会評議員。

④ドクターヘリに学ぶ、限られた資源を活用する方法

ドクターヘリも限られた資源であるため、不適切な使用が増えると本当に必要な人のもとに行けない。しかし出動を渋っていては治療が間に合わず死亡してしまう可能性もある。このジレンマを解決するために、ドクターヘリがとったのは、少しでも危険な可能性があれば出動し、キャンセルも受け付けるという方法だ。

2017.10.25

③日本の救急医療におけるドクターヘリの役割

救急車では2時間かかるような場所でも、ドクターヘリであれば15分程度で現場に行けるという。さらに特筆すべき点は、医師と看護師が乗っているために現場到着後すぐに治療を始められることである。

2017.05.29

②救急医療の実態―増え続ける救急搬送との戦い

現在の日本における救急車の出動件数は600万件。この数字はここ10年間で年々増えてきている。そのために救急車の数が足りず、患者のもとに救急車が到着するのに8.5分、病院まで40分かかってしまう。

2017.05.25

①ドクターヘリに学ぶ―技術と制度を最適化する方法

過疎地の救急医療の救世主として期待されているドクターヘリだが、まだ多くの問題を抱えている。最先端の技術であっても制度を整えなくては、効果的な課題の解決にはつながらない。ドクターヘリの全体最適化問題は、今後の自動運転車の運用方法に多くの示唆を与えている。

2017.03.30