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④ドクターヘリに学ぶ、限られた資源を活用する方法

2017.10.25

Updated by Hiroshi Machida on October 25, 2017, 22:13 pm JST

ドクターヘリも限られた資源であるため、不適切な使用が増えると本当に必要な人のもとに行けない。しかし出動を渋っていては治療が間に合わず死亡してしまう可能性もある。このジレンマを解決するために、ドクターヘリがとったのは、少しでも危険な可能性があれば出動し、キャンセルも受け付けるという方法だ。救急治療が必要な患者が治療を受けられないミスを防ぎ、また出動後でも不要と判断されればキャンセルが出来るようにしたことで資源不足を解消している。

2015年5月25日(月)19:30~22:00
前橋赤十字病院 高度救命救急センター 集中治療科・救急科 副部長 町田 浩志 (まちだ ひろし)

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町田 浩志(まちだ・ひろし)

前橋赤十字病院 高度救命救急センター 集中治療科・救急科 副部長。1975年札幌生まれ、2000年北里大学医学部卒業。北里大学医学部胸部外科学、群馬循環器病院で心臓血管外科医として従事し、2008年より前橋赤十字病院に救急医として赴任、2010年から現職。救急・災害医療を専門とし、特に心臓血管外科の経験を生かした外傷診療やドクターヘリチームリーダーとして病院前診療を中心に活動を展開中。救急科専門医、日本外傷学会評議員、日本航空医療学会評議員。