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独ケルンでのLTE用周波数帯オークションに裁判所の「待った」がかかるか

2010.03.11

Updated by WirelessWire News編集部 on March 11, 2010, 00:00 am UTC

ドイツ4番目の大都市ケルンで、4月に予定されているLTE用周波数のオークションが延期となる可能性が浮上している。

同市の裁判所では3月17日に、独イープラス・モビファンク(E-Plus Mobilfunk)とテレフォニカO2ジャーマニー(Telefónica O2 Germany)からの訴えを受けて、周波数割当オークションに関する公聴会が開かれる予定。この訴えが起こされたのは2009年9月で、原告によるとオークションの構造自体が大手オペレータの独T-モバイル(T-Mobile Deutschland)や独ボーダフォン(Vodafone Germany)に有利になっており、公平性を欠くという。この公聴会実施について伝えたLight Readings Mobileの記事によれば、同裁判所は両社の訴えを聞き入れ、周波数割当オークションを延期する可能性があるという。

ドイツでは10年前に行われた3Gの周波数オークションで、65MHz帯域の利用料が400億ドルに競り上がった結果、競り落としたオペレータの設備投資余力を奪われ、3G導入が日本などに比べて遅れた、という過去がある。ただし、経済状況の悪化から、今回は10年前のような加熱は予想されていないようだ。

同国では4月12日に、800 MHz、1.8 GHz、2 GHzおよび2.6 GHzという4つの帯域が一斉にオークションにかけられる予定で、これには前述のイープラスやテレフォニカO2、独T-モバイル、ボーダフォンD2の4社が入札を認められているが、ケルン裁判所の判断次第では更なる遅れも懸念される。

なお、特に800MHz帯は電波が回り込み、リピーターなどに頼らずともカバレッジが稼げるので基地局の数を節約できるので、各社は喉から手が出るほど欲しがっているはずだ。(幸野百太郎)

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