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インドのバーティ・エアテル、ザイン・グループのアフリカ事業を正式に獲得--買収総額は107億ドル

2010.03.31

Updated by WirelessWire News編集部 on March 31, 2010, 16:21 pm UTC

インド最大の携帯電話事業者であるバーティ・エアテル(Bharti Airtel:以下、バーティ)が、アフリカ第2位の携帯電話事業者ザイン・グループ(Zain Group:以下、ザイン)との間で、同社の買収に係る法的拘束力のある契約を正式に締結したことを明らかにした。

バーティはザインに対して90億ドルを支払い、さらにザインの借入金17億ドルを引き受ける。買収価格はEBITDAの10倍であり、かなり高額だが、インド本国の熾烈な価格争いもあり、アフリカの新興市場に出るのは、価値があるとの判断。バーティはインド国内で培ったアウトソースを活用した事業モデルをアフリカでも適用するとしている。

ザインは、アフリカ15地域で事業を展開し、加入者数は4200万人。この買収により、バーティは加入者数でみると世界で5番めに大きな携帯電話会社となり、営業地域は18カ国、加入者数は1億7900人となると同社では述べている。なお、バーティ、ザイン・アフリカ両社のサービス提供地域の人口はあわせて18億人となるという。

シンガポール・テレコム(Singapore Telecommunications)が32%出資しているバーティは、これまでに2度、南アフリカの携帯電話事業者であるMTNの買収に失敗していた。その意味では悲願とも言えるアフリカ進出だが、まだ法的課題も残されている。例えば、西アフリカの小国ガボン政府は、ザインの現地法人ザイン・ガボン(Zain Gabon)が同国の規制に準拠していないことから、本契約に反対の意を唱えている。またザイン・ナイジェリア(Zain Nigeria)の5%の少数株主であるエコネット・ワイアレス(Econet Wireless Holding)も同社の買収に反対している。

【参照情報】
Bharti Secures $10.7B African Acquisition (Light Reading Mobile)
Nigeria dispute unlikely to thwart Bharti-Zain deal (Reuters.com)

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