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中国ファーウェイ、2009年度の決算発表 - 市場シェア増加で純利益倍増

2010.04.02

Updated by WirelessWire News編集部 on April 2, 2010, 07:16 am UTC

中国の通信機器メーカー、ファーウェイ・テクノロジーズ(華為技術有限公司/Huawei Technologies:以下、ファーウェイ)が3月31日(米国時間)に2009年度の業績を発表。売上の増加や為替差益等の要因が寄与し、同年度の純利益は26.9億ドルと前年度の11.4億ドルから大幅な伸び(133パーセント)を記録したと、FT.comなどが伝えている。

同期の売上は281億ドルで、前年度から19パーセント増加。これは、2008年の売上成長率40パーセントには及ばないものの、当該期間が景気後退期であったことを考慮すれば、かなり高い数字と考えられる。また2010年度の売上について、同社では20パーセント程度の伸びを見込んでいる。

ファーウェイの競争力はその低価格戦略だとの声が競合他社からは聞かれるが、同社の営業利益率は2008年の12.9パーセントから2009年には14.1パーセントに改善した。

調査会社デローロ(Dell'Oro)によると、2009年にファーウェイの全世界における市場シェアは21パーセントとなり、競合するノキア シーメンス ネットワークス(Nokia Siemens Networks:以下、ノキアシーメンス)に肉薄しているという。また調査会社ガートナー(Gartner)では、市場シェアトップのエリクソン(Ericsson)に次いでファーウェイのシェアが2位になったとのレポートを発表している。

ファーウェイにとって、中国の携帯電話事業者との取引が売上の柱であることには変わりはなく、同市場からの売上が全体に占める割合は、2008年の25%から2009年には30%と増加。また、LTE市場向けの事業も好調に推移し、11月にはノルウェーのテレノール(Telenor)から1億7540万ドルでLTE基地局を受注、また12月にはテレ2(Tele2)とテレノールのJVであるスウェーデンの4Gネットワーク、ネット4モビリティ(Net4Mobility)への製品供給も決めている。業界リーダーであるエリクソンの「お膝元」で、ファーウェイがこの案件を受注したことは注目に値するとFierce Wirelessは記している。

さらにファーウェイは、米コックス・コミュニケーションズ(Cox Communications)から同社のCDMAネットワーク関連の契約を獲得、さらに米クリアワイアー(Clearwire)が進めているWiMAX網向けの製品供給も決めている。こうした動きを受けて、ファーウェイでは今年北米拠点で600人の増員を計画しているという。

【参考情報】
Huawei's profit more than doubled amid sales spike (Fierce Wiress)
Chinese growth boosts Huawei's margins (FT.com)

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