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シンガポール政府、4G向けパブリックコメント募集を開始

2010.04.02

Updated by WirelessWire News編集部 on April 2, 2010, 14:48 pm JST

シンガポール政府機関のIDA(Infocomm Development Authority of Singapore)が3月29日から、2015年の第4世代(4G)導入に向け、その時期に現在のライセンスが切れる2.3GHz帯と2.5GHz帯(欧州で言うところの2.6GHz)の割当方法や、モバイルのトラフィック需要についてのコメントや意見を民間から求めている。

シンガポールは2012年まで次世代全国ブロードバンドネットワークの整備を進めており、モバイル・ブロードバンド・サービスの高速化への要望が高まると見ている。

シンガポールでは、大手オペレータのM1(Mobile One)社が今年2月から、フィンランドのノキア シーメンス ネットワークス(Nokia Siemens Networks:NSN)社とLTEトライアルを行っており、100Mbpsのデータコールを達成したと発表している。また、M1の販売店でHDTV(高精細テレビ)のLTEでの配信を一般にデモしているとのこと。M1が第2世代からLTEへ移行する際に使うことになるのはNSN社の基地局"Flexi Multiradio"。この基地局は、CO2削減にも一役買うため、2011年前半までにテレコムネットワークでの排出量が35%削減される見通しだ。

一方、シンガポール・テレコミュニケーションズ(Singapore Telecommunications:SingTel)社はスウェーデンのエリクソン(Ericsson AB)、日本のNECなど6社をパートナーにしてLTEの準備を進めており、3月にはエリクソンと共同で、メディアを招いてのトライアルのデモを行っている。3D仮想地図、VoLTE(Voice
over LTE)、HD(高精細)マルチプレーヤーのオンラインゲーム、AR(拡張現実)付きのライブ映像などの双方向マルチメディアアプリケーションが展示されていたらしい。

SingTelはシンガポール以外での展開にも積極的で、昨年11月にはオーストラリア、フィリピン、インドネシアでの地元の関連会社を通じた2010年のトライアル実施計画も発表している。

【参照情報】
AsiaWatch: LTE Action Heats Up (Light Reading Asia)
M1、試験LTEネットワーク上で100 Mbpsのデータコールを達成 (ノキア シーメンス ネットワークス-プレスリリース)
M1 looks at 35% reduction in carbon footprint in Singapore; LTE trial in February (Nokia Siemens Networks-プレスリリース)
SingTel, Ericsson showcase LTE trial (Singapore) (Wireless Federation)
APAC Operators Commit to LTE (Light Reading Asia)

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