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「Nexus Oneは自社ブランド端末の第一弾にすぎず」 - グーグル幹部が明かす

2010.04.26

Updated by WirelessWire News編集部 on April 26, 2010, 09:17 am UTC

Nexus One Phone
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米グーグル(Google)が2010年1月に発売した携帯端末「Nexus One」は、Googleブランドとしては初のAndroid端末(台湾HTC製ハードウェア)だが、これは第一弾に過ぎないと同社幹部が地元メディアに明言した。

グーグルでスマートフォン担当部門の責任者を務めるアンディ・ルービン(Andy Rubin)氏はMercury Newsに対して、「次も、その次も、さらに次もあり、どんどんよくなっていく」と語った。

商業的にはいまだ大ヒットとは言えないNexus Oneであり、販売方法が従来の通信事業者経由でないことから、通信事業者のなかには警戒感を抱くところもある。単に「Googleブランド」の端末ということなら、一定水準に達する他社Android端末を「認定」して市場に出すことで実現可能であり、わざわざ自社ウェブサイトで直販までしなくても済むのだが、同氏や業界アナリストによると、グーグルが自らスマートフォンを出すことには、いくつかの意味があるという。

そのひとつは、最先端の技術を投入することで、他のAndroid搭載端末メーカーにハイエンド製品に挑み続ける姿勢を保たせること。つまり「ついて来られないなら立ち去れ」ということだ。

マイクロソフトのWindows Mobileが、ハードウェアもアプリケーション開発もベンダー任せにして混乱を招き、結果的に市場の関心を失ってしまったことを横目に見ているグーグルとしては、業界を牽引することの必要性を感じているだろう。

さらに、自らもハードウェアを売れば部品単価が下がって、他のAndroidハードベンダーを利することにもなる。Nexus Oneを作ったHTCから出る「Droid Incredible」は、ハードウェア、ソフトウェアとも基本的にNexus Oneと同じものをベースにしながら、Googleブランドの端末よりも一歩先を行っているとの評価を受けているという。

グーグルのルービン氏は、Nexus Oneの後継機種について、投入時期や仕様については明言を避けたが、デュアルコア・プロセッサを搭載する可能性については否定しなかったようだ。

オープンなエコシステムを擁するAndroidが、比較的クローズドなエコシステムのiPhoneを超える日が来るのだろうか。

【参照情報】
Google to introduce more smartphones (SiliconValley.com)

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