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端末とサービスを切り離す「アライアンス型サービス」は、新たな市場を生み出すか?

2010.05.25

Updated by WirelessWire News編集部 on May 25, 2010, 10:20 am JST

▼従来のビジネスモデルとの違い
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KDDIは、新しい通信サービス提供の形として、アライアンス型のサービス「Link→au」を7月以降に開始することを5月24日に発表した。協業先となるパートナー企業のブランド名を冠したデジタル家電などの製品に、auの通信サービスを提供する。「Link→au」の第一弾として、ナビタイムジャパンが通信対応カーナビゲーションシステム「CAR NAVITIME『WND-01K』」を提供することも同日発表した。

「Link→au」により、通信機能付きの商品をKDDIのブランドだけでなく、メーカーやサービスプロバイダーなど協業先のパートナー企業が独自のブランドで提供できるようになる。対象のデジタル家電などの商品を購入した顧客は、KDDIが新しく解説する「Link→auお申込サイト」から通信サービスを申し込むことが可能だ。このサービスを通じて、多様な企業・ブランドの商品にauの通信機能を搭載し、商品の利便性や商品価値の向上を目論む。

第一弾となるカーナビ「WND-01K」は、無線通信機能を活用したナビゲーション専用デバイス「WND(Wireless Navigation Device)」との位置づけ。ナビタイムジャパンがau携帯電話に向けて提供してきた「EZ助手席ナビ」などのサービスのノウハウを活用して、新しいカテゴリーのカーナビ製品を世に送り出す。サーバーと通信することで常に新しい情報をリアルタイムに取得できる。「Link→au」の提供に合わせて7月以降に発売する予定である。

端末とサービスを切り離す試みは、これまでにも通信機能だけを切り出した小型端末「W-SIM」をウィルコムが提供していた。「Link→au」は、W-SIMとは切り分けるレイヤーが異なるが、メーカーが通信機能を備えた多様な商品を提供しやすくなり、通信事業者との相乗効果を目指す点では同種の試みと言える。国内では1人1台に近づき飽和しつつある携帯電話市場に、風穴を開けてさらなる契約増につなげられるか--。今後のパートナー企業や製品の増加といったアライアンスの進展を見守りたい。

【報道発表資料】
auのアライアンス型サービス「Link→au」の推進について
通信機能対応だから、常に最新情報が手に入る 通信機能対応カーナビ「CAR NAVITIME」(カーナビタイム) 発売

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