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米スターバックスが大盤振る舞いへ - Wi-Fi使い放題、有料コンテンツも無料で

2010.06.15

Updated by WirelessWire News編集部 on June 15, 2010, 15:07 pm UTC

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(cc) Image by Steffen

「ラテに感謝」(原題:"How Starbucks Saved My Life")という本の評判が日本でもアメリカでもとてもよいようで、スターバックス(Starbucks)への評価まで高まっているらしい。

同書の翻訳版(ダイヤモンド社刊)の副題には「転落エリートの私を救った世界最高の仕事」と書かれている。この本の著者はスターバックスの店舗で実際に働いていたようだが、スターバックスを「仕事場」にしている人はアメリカに大勢いるそうだ。フリーランスで仕事をしている人や、失業して履歴書を書き直している人、単に仕事のメールを読んで返事を書いている人など、さまざまな人がスターバックスでノートPCを開いている。インターネットアクセスは、Wi-Fiが主流だ。

さて。そんなスターバックスが、全米に1万1608軒ある同社の全店舗で、7月1日からWi-Fiを無料で利用できるようにする。会員登録したり、難しい設定をする必要はなく、1クリックで利用でき、しかも時間は無制限。さらに今秋から、米ヤフー(Yahoo!)と提携し、ウォールストリートジャーナル(Wall Street Journal)などの有料コンテンツを、店舗内からは無料で利用できるようにするという。コンテンツ提供サービスは、「Starbucks Digital Network」というそうで、iTunes、The New York Times、Patch、USA TODAY、The Wall Street Journal、Yahoo!、ZAGATといった有名どころが名を連ねている。

スターバックでは、以前からWi-Fi接続サービスを店舗内で提供している。顧客はスターバックス・カードを購入し、会員登録した上で、2時間までWi-Fiを利用できる。カードがない人や、カードがあっても2時間以上使いたい人は3.99ドル(1ドル=90円換算で約360円)で2時間利用することができる。同社はインフラストラクチャーとしては長年、Tモバイル(T-Mobile)を利用してきていたが、それをAT&Tに乗り換えた。AT&Tのシステムはギフトカードに対応したり、使用料残高を計算したり、あるいは利用者をうんざりさせる登録プロセスを強いたりという複雑なものだったようだが、この古いシステムとも7月1日にはお別れで、1クリックで利用できる無料で使い放題(つまり、管理系システムはほぼ不要)となるという。

なお、日本のスターバックスは今年6月1日からソフトバンクモバイルの公衆無線LANサービス「ソフトバンクWi-Fi スポット」の導入を開始したばかりで、順次、全国に展開するとのこと。こちらは定額制ではあるが無料ではない。

【参照情報】
Aiming at Rivals, Starbucks Will Offer Free Wi-Fi (New York Times)
Starbucks moving to free, no-registration-needed WiFi on July 1st (MobileCrunch)
Starbucks Previews Free One-click Wi-Fi and Next Generation In-store Digital Content Offering(プレスリリース)
スターバックス コーヒー店舗内で高速通信が可能な公衆無線LANサービス「ソフトバンクWi-Fiスポット」が利用可能に(プレスリリース)
書籍「ラテに感謝!」

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