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「iPhone 4、最大の欠点はAT&T」- WSJ名物コラムニストがレビューで

2010.06.23

Updated by WirelessWire News編集部 on June 23, 2010, 11:29 am JST

New iPhone Keeps Apple Top of Class - WSJ.com
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ウォルト・モスバーグ(Walt Mossberg)といえば、この20年ほどIT業界の動きを追いかけてきたWall Street Journal紙の看板コラムニストで、その昔競合他社への移籍話が持ち上がった際には、同紙が編集長より高い報酬を提示して引き留めたという逸話もある人物。「Engadget」や「Gizmodo」といった有力なガジェット系ブログが台頭した現在でも、同氏のコラムはベビー・ブーマー世代を中心とした読者に強い影響力を持つと言われている。

6月23日(米国時間)には発売を目前に控えたアップル(Apple)のiPhone 4について、米国の有力紙やブログが一斉にレビュー記事を公開。モスバーグも自分の担当するコラムのなかでiPhone 4を大絶賛しつつも、唯一の大きな欠点として、AT&Tの通信回線の品質を指摘している。

It (iPhone 4) has some downsides and limitations--most important, the overwhelmed AT&T network in the U.S., which, in my tests, the new phone handled sometimes better and, unfortunately, sometimes worse than its predecessor.

同コラムには「実際にテストしてみたところ、前モデルのiPhone 3GSと比べて、ワシントンやボストンといった都市部では通話が途切れることが若干減り、車載のBlutooth対応スピーカーから聞こえる声もクリアになった」ものの、「電波の弱いところでは、3GSよりも電波をつかまえられないことが目立った」などとある。

そうした点を踏まえて、モスバーグは:

「アップルには2つめの(携帯通信)ネットワークが必要だ」
Apple needs a second network.

と記し、結論として「AT&Tの電波の受信状態がよくない地域にいて、通話が必須という人には薦められない」と述べている。

なお、iPhone 4には「FaceTime」というビデオチャット機能が搭載される。この機能は当面Wi-Fi接続時のみ利用可能となっており、背景に3G回線のこれ以上の負荷増大を避けたいとの思惑が感じられる。ただし、iPhone 4が大きな人気を博し、この機能を利用するユーザーが増えた場合、インターネット全体のトラフィックが大きく増加する可能性も考えられる。この新機能をはじめとする新たなアプリケーションが通信インフラにどういった影響を及ぼすかは今後さらに注目の集まる点のひとつかもしれない。

【参照情報】
New iPhone Keeps Apple Top of Class - WSJ.com
An iPhone 4 Review Roundup - AllThingsD
Walt Mossberg: The iPhone 4 Is Awesome But AT&T Blows - Business Insider

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