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サムスン、Android搭載タブレット「Galaxy Tab」を正式発表

2010.09.03

Updated by WirelessWire News編集部 on September 3, 2010, 13:55 pm JST

Samsung GALAXY Tab
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サムスン(Samsung)は2日(現地時間)、ベルリンで開催中のIFAコンシューマーエレクトロニクスショーで、Android搭載タブレット「Galaxy Tab」を正式に発表した。この分野で先行するアップル(Apple)のiPadを強く意識した同製品は、200ドル〜300ドルで販売されることになりそうだ。

同社がスマートフォン「Galaxy S」の延長線上にある製品と位置づけるGalaxyは、Android OS ver 2.2 「Froyo」を搭載し、Android3.0へのアップデートにも対応する予定。

Galaxy Tabの画面サイズは7インチ(解像度は1024x600ピクセル)で、3GとWi-Fiに対応。前面・背面の両方にカメラがあり、通常の音声通話に加えて、ビデオチャット(テレビ電話)も可能となっている。重さは380グラムで、iPadの680グラム(3Gでは730グラム)に比べてかなり軽い。バッテリーの駆動時間は、iPadとほぼおなじ最大10時間で、HD動画再生時でも少なくとも7時間になるという。さらに、iPadが対応しないアドビ(Adobe)のFlash Playerにも対応し、同フォーマットの動画再生やゲームの動作が可能だ。

対応するアプリケーションについては、Androidアプリ全体の85〜90%が利用できるようにしたほか、サムスンが独自に用意したビデオ・音楽プレーヤー、メールソフトなども提供される。

サムスンでは、Galaxy Tabを各国の通信キャリアを通じて販売していく。これに関して、欧州ではすでにボーダフォン(Vodafone Group)が10月から各国の市場で取り扱いを開始する意向を表明。また米国市場でも、現在複数の通信事業者との間で交渉が進んでおり、今後数ヶ月のうちに発売される見通しだという。

Galaxy Tabの価格設定は各通信事業者の手に委ねられるが、サムスンのある幹部は「概ね200ドル〜300ドルの間になるだろう」と述べている。また同社ではGalaxy Tabの販売に関し、来年(2011)年に1000万台を出荷、世界市場で3分の1のシェアをとりたいとしている。さらに同社は、今年から来年にかけて6〜10インチの大小さまざまなタブレット製品を投入していくという。

タブレット端末の分野については、米市場調査会社のアイサプリ(iSuppli)が先頃「今後数年間はiPadが優位を保つ」という予想を発表していた。iPadは発売から80日間で300万台を売り上げるなど現在この分野でほぼ独占状態にあるが、ハードウェア、ソフトウェア、豊富な対応アプリケーションとそれを提供する開発者のエコシステムなどの総合力で、来年以降も6〜7割のシェアを維持するというのがアイサプリの見通しだ。なお、前日に行われたアップルの新製品発表イベントでは、同社のスティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)CEOがiPadアプリの数に触れ、「すでに約25000種類が登録されている」と述べていた。

【参照情報】
Samsung: Galaxy Tab has leg up on Apple iPad - CNET.com
Samsung Unveils Tablet to Compete With iPad - Wall Street Journal
iPad追撃を狙うメーカー各社、Android端末を発表へ - タブレット市場の争いが本格化
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